デジタル化が進み、ビジネスにおいてインターネットは、とても重要な役割を持つようになってきました。インターネット回線には「専有型」と「共通型」があり、どちらを選ぶかによって仕事のパフォーマンスは大きく変わってくるでしょう。本記事ではインターネットの基本について最初に触れたあと、「専有型」と「共有型」の違いについて詳しく解説を行っていきます。

一般的なインターネットの構造について

インターネット回線の専有型と共有型の説明に入る前に、一般的なインターネット構造についてまずは押さえておきましょう。

自宅やオフィスからインターネットにつなげる場合、回線とインターネットサービスプロバイダ(ISP)の契約が必要です。
回線はインターネットまでの道のりという役割を持ち、プロバイダは回線を通ってきたユーザーをインターネットに接続させる役割を持ちます。
法人向けサービスの中には、回線とプロバイダを同じ業者が運営している場合もあります。
また個人向けでも「光コラボレーションモデル」と呼ばれるサービスでは、回線とプロバイダが一括して提供されます。
契約先が2社か1社かに関わらず、回線とプロバイダの両方のサービス提供を受ける必要があります。

回線サービスの例
  • ・フレッツ光(NTT東日本/NTT西日本)
  • ・auひかり(KDDI)
ISPサービスの例
  • ・OCN(NTTコミュニケーションズ)
  • ・BIGLOBE(ビッグローブ)

共有型とは

「共有」の名の通り1本の回線を何本にも分岐させることで、複数の企業(ユーザー)が共有で使用しているタイプの回線です。
共有で使用してるため安価に利用できるというメリットがありますが、1つの道路(回線)に複数の車(企業・ユーザー)が通るため、アクセスが集中すると遅延や切断といった問題が起こります。
ベストエフォートの場合、提供帯域は分岐前の部分を表しているため、最大1Gbpsだとしても32分岐されてしまうと、自社に割り当てられるのは単純計算で30Mbps程度ということになります。

専有型とは

1つの回線を1社(1ユーザー)が独占して使用できるインターネット回線です。
自社しかその回線を使うことがないため、他ユーザーの影響を受けないというメリットがあります。
ベストエフォートであったとしても、提供帯域全てを自社で利用できるので、共有型の回線に比べて、安定して高速な通信が期待できます。

ビジネスで利用するなら「専有型」がおすすめです!

共用型のインターネットは複数の企業でひとつの回線を共用するため、利用料金が安くすみます。
しかし、ビジネスでインターネットを利用するのであれば、専有型の回線を使うのが望ましいです。
インターネットが重くなったり、ときどき切断されたりするような状況だと、従業員にストレスが溜まったり、ビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。分岐をせず、ダイレクトに繋ぐ専有型の回線であれば、他のユーザーの影響を受けない安定した通信が期待できます。
通信速度の最高値を上げるというよりは、安定性が大きく変わるのが大きなポイントです。

──── 専有型が向いている例 ────

  • ECサイトを運営。通信断が発生すれば、その間の収益がゼロになってしまう
  • SaaS型のサービス等を提供。通信断が発生すれば、その間、サービス提供ができないため、サービス品質に影響する…など

通信の品質を上げたいと思ったときに、帯域保証型にするよりも専有型にする方がコストの上がり幅が小さいので、まずは専有型を検討することをおすすめします。
専有型よりもさらに安定した通信が必要な場合は、帯域保証の回線を選択するとよいでしょう。

まとめ

ビジネスの規模が小さい会社であれば、共有型のインターネット回線でもそこまで大きな問題はないかもしれません。
費用が安く済むのは会社にとっては大きなメリットです。
しかし、会社の規模やインターネットの利用用途などにより、共有型回線では厳しい場面が増えてきます。
通信の質を安定させ、快適な業務体制を整えたいのであれば、できるだけ早い段階で専有型インターネットの導入を検討するようにしましょう。

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