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2026.07.22

【2026年5月】注目のインシデントニュース|情報漏えい4選

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サイバーセキュリティラボでは、サイバーセキュリティに関する事件や事故のニュースを日々取り上げています。2026年5月も様々な種類のインシデントが発生しました。今月は情報漏えいのインシデント事例を4つピックアップしてまとめています。

※ 本記事の内容は各社・各団体の発表当時の情報です。
※ 本記事はサイバーセキュリティに関する啓発や考察を目的としています。特定の企業・団体を批判する意図は一切ありません。

株式会社キャネット

  • 顧客マイページに不正アクセスが発生し、9,987人分の個人情報(氏名、連絡先、ログイン情報、金融機関情報など)が漏えい
  • 公表時点で漏えいした情報を不正利用する二次被害がすでに複数件確認済み 
  • 対象ページのパスワード変更と多要素認証の導入を完了
  • 顧客への個別連絡や警察・個人情報保護委員会等への報告を実施

株式会社キャネットは2026年4月24日、自社の顧客マイページに対する不正アクセスにより、9,987人分の顧客情報が漏えいしたことを公表しました。漏えいしたデータには、氏名、住所、電話番号のほか、ログインIDとパスワード、口座番号などの金融機関情報が含まれています。事態は深刻で、公表時点ですでに漏えい情報の不正利用による二次被害が複数件発生しています。同社は被害拡大を防ぐため、当該マイページのパスワード変更および多要素認証の導入を実施しました。さらに対象顧客への注意喚起や関係各所への報告を済ませており、今後はセキュリティベンダーとの連携を通じた対策強化を進める方針です。

株式会社キャネットが不正アクセス被害、9,987人分の個人情報漏えいと二次被害を確認
株式会社キャネットは、Webサイト内の顧客マイページに対する不正アクセスおよび個人情報の外部漏えいを2026年4月24日に公表しました。公表によると、同年4月23日に当該マイページに対する不正アクセスが確認され、外部専門業者による調査の結果、登録情報の外部漏えいが判明したとのことです。
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[重要]不正アクセスによる個人情報流出事案に関する お詫びとご案内|株式会社キャネット
www.canet.co.jp
[重要]不正アクセスによる個人情報流出事案に関する お詫びとご案内|株式会社キャネット

メットライフ生命保険株式会社

  • 出向先代理店36社において無許可で内部情報(個人情報など計2,476件)を私用スマホ等で取得
  • 取得した情報の第三者への提供や不正な利用、会社からの取得指示は確認されていない
  • 管理体制の不備等を原因とし、再発防止策として全出向者の帰任、新規出向の原則停止、モニタリングの強化を実施

メットライフ生命保険株式会社は2026年5月1日、出向先代理店36社において、出向者が許可なく内部情報を取得していたと公表しました。2021年4月からの約4年半で、個人情報や代理店の業績など計2,476件が、私用スマートフォンでの撮影など不適切な手段で取得されました。なお、取得情報の外部提供や不正利用、会社からの指示は確認されていません。本事案の背景には出向者の管理体制の不備などがあり、同社は再発防止策として2026年3月末までにすべての出向者を帰任させ、新規出向を原則停止しました。今後は情報取扱ルールの徹底と管理部門によるモニタリングを強化する方針です。

メットライフ生命保険株式会社の出向者が代理店から内部情報を不適切に取得、個人情報が含まれていた事実が確定
メットライフ生命保険株式会社は、委託先代理店への出向者が許可を得ずに不適切な手段で内部情報を取得していたとする調査結果を2026年5月1日に公表しました。
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代理店出向者による不適切な情報取得について|メットライフ生命保険株式会社
www.metlife.co.jp

学校法人津田塾大学

  • 元職員が学事システムの権限設定の不備を悪用し、個人情報を匿名掲示板へ投稿
  • 9名分の情報漏えいが確認され、約2.2万人分の情報が漏えいした可能性
  • 警察や個人情報保護委員会へ報告済み
  • 今後はアクセス権限の見直しやセキュリティ研修等の再発防止策を実施

津田塾大学は2026年5月8日、元職員が在職中に学事システムから不正に取得した個人情報を匿名掲示板に投稿していたと公表しました。2025年7月に外部からの通報で発覚し、システムの閲覧権限設定の不備により、本来権限を持たない情報にアクセスできる状態だったことが原因です。実際に9名分の情報が掲示板に投稿され、無言電話などの二次被害が発生しました。また、1996年4月から2025年7月までに在籍した22,444名分の氏名、住所、電話番号、就職先などの情報が漏えいした可能性があります。同大学は警察や個人情報保護委員会へ報告済であり、今後はアクセス権限の厳格化やログ管理の徹底、全教職員への研修等を通じて再発防止を図る方針です。

学校法人津田塾大学で元職員による情報漏えい、22,444名分の個人情報に漏えいの可能性
学校法人津田塾大学は2026年5月8日、元職員が在職中に、同学に在籍していた人の個人情報を匿名掲示板に投稿したことにより、情報が漏えいした可能性があることを公表しました。
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個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ|学校法人津田塾大学
www.tsuda.ac.jp
個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ|学校法人津田塾大学

ユニバーサル ミュージック合同会社

  • ECサイトに不正アクセスが発生し、約310万件の顧客情報が漏えい
  • 流出したのは、氏名や住所、購入履歴などで、クレジットカード情報やパスワードの被害はない
  • 対象顧客への個別連絡や専用窓口の設置を行い、二次被害を防ぐため不審な連絡への注意を喚起

ユニバーサルミュージック合同会社は2026年5月18日、運営するECサイト「UNIVERSAL MUSIC STORE」及び「THE BEATLES STORE」への不正アクセスにより、約310万件の顧客情報が漏えいしたと公表しました。SNS上における情報流出を示唆する投稿を端緒に事態が発覚。漏えいしたデータは氏名、住所、電話番号、メールアドレス、購入履歴ですが、パスワードやクレジットカード情報はシステムに保持しておらず被害は確認されていません。同社は個人情報保護委員会への報告を済ませ、専用窓口を設置して対象顧客へ個別に連絡を実施。漏えい情報を悪用した不審なメールやなりすましの電話に注意するよう呼びかけています。

ユニバーサル ミュージック合同会社のECサイトに不正アクセス、約310万件の個人情報が流出
ユニバーサル ミュージック合同会社は、同社が運営するECサイト「UNIVERSAL MUSIC STORE」及び「THE BEATLES STORE」における不正アクセス事案について、調査結果を2026年5月18日に公表しました。
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不正アクセス発生によるお客様の個人情報流出の可能性のお知らせとお詫びについて|UNIVERSAL MUSIC JAPAN
www.universal-music.co.jp
不正アクセス発生によるお客様の個人情報流出の可能性のお知らせとお詫びについて|UNIVERSAL MUSIC JAPAN

執筆者

中薗 祐也

中薗 祐也

前職でネットワークエンジニアに5年半従事し、大規模プロジェクトにおいて監視から設計フェーズまで一貫した業務を経験。CCNP 等の専門資格を保持し、ネットワーク分野における高い専門知識を保有する。2026年1月、USEN ICT Solutionsにセキュリティエンジニアとしてジョインし、サイバーセキュリティラボの企画運営や記事執筆を担当するほか、社内の新規事業の立ち上げにも参画。ネットワークエンジニアの知見を活かしつつ、セキュリティエンジニアとして日々セキュリティ技術に関する専門知識の習得に邁進している。
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