【2026年最新】デジタル化・AI導入補助金とは?IT導入補助金からの変更点や申請スケジュールを徹底解説
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「ITツールを導入して業務効率化を図りたいが、予算の確保が難しい」
「AIを自社でも活用したいが、何から手をつければいいかわからない」
こうした課題に直面している企業は少なくありません。これまで企業のIT化を資金面で支援してきた「IT導入補助金」ですが、2026年度より「デジタル化・AI導入補助金」へと名称を変え、制度内容も刷新されました。
そこで今回は、デジタル化・AI導入補助金の概要や、IT導入補助金からの変更点、5つの申請枠の違い、そして申請スケジュールまでをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
<この記事を読んで分かること>
- デジタル化・AI導入補助金2026の概要
- IT導入補助金との違い・主な変更点
- 補助対象となる事業者の条件と、対象となる経費・ならない経費
- 選べる5つの申請枠と、それぞれの補助内容の違い
- 事前準備から受給までの手続きの流れと、2026年度のスケジュール
※ 2026年6月時点の情報を掲載しています。
デジタル化・AI導入補助金2026とは?
デジタル化・AI導入補助金2026とは、中小企業や小規模事業者等が生産性の向上を目的として、デジタル化やDXに向けたAI機能を含むITツール(ソフトウェアやクラウドサービスなど)を導入する際、その経費の一部を国(経済産業省・中小企業庁)が支援してくれる補助金制度です。
旧「IT導入補助金」から名称変更された背景
2017年の創設以来、広く活用されてきた「IT導入補助金」ですが、2026年度より「デジタル化・AI導入補助金2026」へと名称が変更されました。
この名称変更の背景には、昨今の生成AIをはじめとするAI技術の急速な進歩があります。中小企業が人手不足などの課題を解決し、さらなる生産性向上を実現するためには、単なるITツールの導入にとどまらず、AIの活用が非常に重要であるという国からのメッセージが込められていると言えるでしょう。
デジタル化・AI導入補助金2026の対象となる事業者と対象経費
デジタル化・AI導入補助金2026は、幅広い事業者が活用できる制度です。自社が対象になるかどうか、まずは基本的な要件と対象となる経費を確認しておきましょう。
補助の対象となる事業者
飲食業や宿泊業、卸売・小売業、運輸業、医療・介護施設、製造業、建設業など、ほぼすべての業種の中小企業・小規模事業者が対象となります。法人だけでなく、個人事業主も申請が可能です。
中小企業として対象になるかどうかの基準は業種によって定められており、資本金または常勤従業員数のどちらか一方を満たしていれば対象となります。
業種分類 | 資本金 | 従業員規模 |
|---|---|---|
製造業(ゴム製品製造業を除く)、建設業、運輸業 | 3億円 | 300人 |
卸売業 | 1億円 | 100人 |
サービス業(ソフトウェア業、情報処理サービス業、旅館業を除く) | 5,000万円 | 100人 |
小売業 | 5,000万円 | 50人 |
ゴム製品製造業(自動車・航空機用タイヤ等製造業、工業用ベルト製造業を除く) | 3億円 | 900人 |
ソフトウェア業または情報処理サービス業 | 3億円 | 300人 |
旅館業 | 5,000万円 | 200人 |
その他の業種(上記以外) | 3億円 | 300人 |
引用:デジタル化・AI導入補助金2026「申請の対象となる方」
※ この他にも医療法人や社会福祉法人、学校法人などが条件を満たせば対象となります。
補助対象となる経費
主に以下3つの経費が補助の対象となります。
- ソフトウェア購入費:業務効率化やAI機能を備えたパッケージソフトなどの購入費用
- クラウド利用料:サブスクリプション型(月額・年額制)サービスの利用料。最大2年分が対象
- 導入関連費:ソフトウェアの機能拡張やデータ連携などのオプション費用、導入コンサルティング、初期設定、マニュアル作成、保守サポートなどの役務作業にかかる費用
ツールを買って終わりではなく、クラウドサービスの長期利用料や、社内に定着させるためのサポート費用まで対象になる点が大きな魅力です。
参考:中小企業庁「中小企業デジタル化・AI導入支援事業『デジタル化・AI導入補助金2026』の概要」
【注意点】ハードウェア単体での購入は対象外
よくある勘違いとして、「社内のパソコンが古くなったから補助金で買い替えたい」というケースがありますが、パソコンやタブレット、レジなどのハードウェア単体での購入は原則として補助対象外です。
ただし、後述するインボイス枠を利用し、対象となるソフトウェア(会計ソフトや受発注ソフトなど)とセットで導入する場合に限り、ハードウェアの導入も補助対象として認められます。
5つの申請枠と補助額・補助率
デジタル化・AI導入補助金2026には、課題や導入したいツールの目的に合わせて、5つの申請枠が用意されています。
- 通常枠
- インボイス枠(インボイス対応類型)
- インボイス枠(電子取引類型)
- セキュリティ対策推進枠
- 複数者連携デジタル化・AI導入枠
通常枠
自社の業務プロセスをデジタル化し、全体的な生産性向上を図るための最もオーソドックスな枠です。
対象ツール | 在庫管理、顧客管理、勤怠管理などの幅広いソフトウェアやAIツール |
|---|---|
補助額 | 5万円~最大450万円(導入する業務プロセスの数に応じて変動) |
補助率 | 1/2以内(最低賃金近傍で雇用しているなどの特定要件を満たす場合は2/3以内) |
参考:デジタル化・AI導入補助金2026「通常枠」
インボイス枠(インボイス対応類型)
インボイス制度への対応を推進するための枠です。対象ソフトとセットであれば、ハードウェア(PCやレジなど)の導入も補助対象となるのが最大の特徴です。
対象ツール | インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト |
|---|---|
補助額 | ITツールは最大350万円 |
補助率 | ITツールは2/3〜3/4以内(小規模事業者は最大4/5以内) |
参考:デジタル化・AI導入補助金2026「インボイス枠(インボイス対応類型)」
インボイス枠(電子取引類型)
取引関係にある発注者側がクラウド型の受発注ソフトを導入し、受注者である中小企業等に対してそのアカウントを無償で供与する場合に利用できる枠です。
対象ツール | インボイス制度に対応したクラウド型の受発注ソフト |
|---|---|
補助額 | 下限なし~最大350万円 |
補助率 | 中小企業等は2/3以内(大企業等の場合は1/2以内) |
参考:デジタル化・AI導入補助金2026「インボイス枠(電子取引類型)」
セキュリティ対策推進枠
サイバー攻撃などのインシデントリスクを低減するための枠です。
対象ツール | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているサービスの利用料 |
|---|---|
補助額 | 5万円~最大150万円 |
補助率 | 中小企業は1/2以内 |
参考:デジタル化・AI導入補助金2026「セキュリティ対策推進枠」

複数者連携デジタル化・AI導入枠
単独の企業ではなく、10社以上など複数の中小企業・小規模事業者が連携してITツールやハードウェアを導入し、地域全体やサプライチェーン全体のDXを目指す取り組みを支援する枠です。
補助額 | 基盤導入経費と消費動向分析経費の合計で最大3,000万円 |
|---|---|
補助率 | 1/2〜4/5以内(経費によって変動。事務費や専門家費用も補助対象) |
参考:デジタル化・AI導入補助金2026「複数者連携デジタル化・AI導入枠」
申請手続きの流れと2026年度のスケジュール
補助金を確実に活用するためには、定められた期限内に申請を行うことはもちろん、正しい手順を踏む必要があります。
申請前の必須準備
申請手続きに入る前に、済ませておかなければならない2つの事前準備があります。
- 「GビズIDプライム」アカウントの取得
- 「SECURITY ACTION」の宣言
「GビズIDプライム」アカウントの取得
補助金の申請はすべてオンラインで行われ、ログイン時に必要となります。
「SECURITY ACTION」の宣言
情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。「★一つ星」または「★★二つ星」の宣言を行い、アカウントIDを取得します。
手続きのおまかな流れ
補助金の申請は、自社単独で行うことはできません。必ず事務局に登録されたIT導入支援事業者(ITベンダーなど)とパートナーシップを組んで進める仕組みになっています。
- IT導入支援事業者とITツールの選定:パートナーとなる事業者を選び、自社に合ったツールと導入計画を立てます。
- 交付申請:支援事業者からマイページの招待を受け、必要情報を入力して事務局へ提出します。
- 審査・交付決定:事務局で審査が行われ、無事に通過すると「交付決定通知」が届きます。
- ITツールの発注・契約・支払い:ツールを導入し、代金を支払います。
- 事業実績報告・補助金交付:導入と支払いが完了した証拠を提出し、承認されると補助金が振り込まれます。
2026年度のスケジュール
2026年度の交付申請は、すでに2026年3月30日より受付がスタートしています。年間を通して複数回の「締切(公募回)」が設けられており、例えば通常枠やインボイス枠の直近のスケジュールは以下の通りです。
- 第1次締切:2026年5月12日 17:00(交付決定日:6月18日予定)
- 第2次締切:2026年6月15日 17:00(交付決定日:7月23日予定)
- 第3次締切:2026年7月21日 17:00(交付決定日:9月2日予定)
- 第4次締切:2026年8月25日 17:00(交付決定日:10月7日予定)
スケジュールは随時更新されるため、必ず事務局の公式サイトで最新情報を確認し、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
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※ 診断は、株式会社Staywayのサービス「補助金クラウド」を利用して提供するものです。
補助金診断サービス
2026年度より名称と内容が刷新されたデジタル化・AI導入補助金は、深刻化する人手不足の解消や業務効率化を目指す中小企業にとって、強力な後押しとなる制度です。AIツールの導入にかかる初期費用やランニングコストを抑えられる絶好のチャンスと言えるでしょう。
まずは信頼できる「IT導入支援事業者」へ相談し、自社に最適なAIツールと申請枠を選ぶことから始めてみましょう。


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