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column_2652026.01.23

Chromebook は法人利用に最適?スペック選びや Chrome Enterprise Upgrade の利点を解説

著者:情シスマン
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「Windows PC のキッティング作業が負担」
「リモートワークでのセキュリティ管理が不安」
「高騰するデバイスコストを抑えたい」 

このような悩みを抱えている情報システム担当者、総務部の方は少なくありません。DXの進展により業務システムのクラウド化が進む一方で、PCの運用管理は年々複雑さを増しています。そのような中で注目を集めているのが「Chromebook」です。

そこで今回は、法人利用における Chromebook の基本知識をはじめ、運用の要となる「Chrome Enterprise Upgrade」の仕組み、そして自社に最適な一台を見極めるための「スペックの選び方」について詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

<この記事でわかること>

  • Chromebook の基本とメリット
  • Chrome Enterprise による運用効率化の仕組み
  • 業務内容に合わせた最適な端末の選び方

Chromebook(クロームブック)とは?

Chromebook とは、Google が開発した独自のオペレーティングシステム「ChromeOS」を搭載したノートPCのことです。Windows や macOS とは設計思想が根本から異なり、PCの操作やデータの保存を「クラウド」上で行うことを前提としています。

企業が Chromebook を選ぶ理由は、大きく分けると次の3つのポイントにまとめられます。

  • 「ブラウザ」がデスクトップになる新しい形
  • データは「本体」ではなく「クラウド」へ
  • 高性能なハードウェアを必要としない「軽快さ」
組織で ChromeOS を導入するメリット・デメリットを解説|Windows・macOS との違いと失敗しない選び方
「組織で使う ChromeOS」をテーマに基本的な仕組みから導入のメリット・デメリット、具体的な導入手順までわかりやすく解説しています。
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「ブラウザ」がデスクトップになる新しい形

Chromebook の最大の特徴は、業務のほとんどをWebブラウザ(Google Chrome)上で行う点にあります。 Windows PC のように本体に重いソフトウェアをインストールして動かすのではなく、Google Workspace や Microsoft 365、Salesforce、Slack といったクラウドサービスへアクセスするための「窓口」として機能します。

データは「本体」ではなく「クラウド」へ

従来のPCは、作成した資料や顧客データをPC本体(ローカル)に保存するのが一般的でした。しかし、Chromebook はデータを原則としてクラウドストレージ(Google ドライブ等)に保存します。 これにより、万が一デバイスが故障したり紛失したりしても、新しい端末でログインするだけで、一瞬でこれまでの業務環境を復元できる「ポータビリティ(持ち運びやすさ)」と「安全性」を両立しています。

高性能なハードウェアを必要としない「軽快さ」

OS自体が非常にシンプルで、Windows のようにバックグラウンドで動く複雑な処理が少ないため、同じスペックの端末でも Chromebook なら軽快に動作します。これは、企業にとっては「安価なデバイスでも従業員にストレスのない業務環境を提供できる」という、コスト面での大きなメリットに直結します。

失敗しないためのスペック選定

Chromebook は「低スペックでも動く」のが魅力ですが、ビジネスで快適に、かつ長く使い続けるためには、用途に合わせた適切なスペック選びが重要です。

特に2024年に登場した「Chromebook Plus」という基準は、法人での端末選びにおけるひとつのベンチマークになりつつあります。

Chromebook Plus とは?

Chromebook Plus は、Google が定める一定の基準をクリアしたモデルです。スペックが担保されている分、これを選んでおけば「動作が重くて仕事にならない」という事態は避けられる可能性が高い、一つの目安と言えるでしょう。

CPU

第12世代 Intel Core i3以上、またはAMD Ryzen 3 7000シリーズ以上

メモリ

8GB以上

ストレージ

128GB以上

Webカメラ

1080p(ノイズリダクション機能付き)

ディスプレイ

高精細なフルHD以上

参照:Chromebook Plus の OS アップデートの提供について|Chromebook ヘルプ

ビデオ会議の背景ぼかしやノイズキャンセリングといったAI機能が標準で快適に動作するため、「一般事務・営業・リモートワーク」用なら、この Chromebook Plus 対応機を選ぶのが最も無難かつ正解と言えます。

【業務別】推奨スペック早見表

Chromebook Plus を基準にしつつ、具体的な業務内容に合わせたスペックの目安をまとめました。

用途・職種

推奨スペック (CPU/メモリ /ストレージ)

選定のポイント

店舗・受付・現場作業

Intel N100〜/4GB〜8GB/64GB〜

特定のWebアプリ利用が中心。コスト優先。

一般事務・営業・管理職

Core i3〜i5/8GB/128GB〜

Chromebook Plus 推奨。Web会議とマルチタスクを両立。

エンジニア・クリエイター

Core i7/16GB/256GB〜

仮想環境の実行、多数のタブ展開、大容量データの扱い。

※上記は一般的な目安です。実際の動作感はご利用のサービスやネットワーク環境に依存するため、事前の動作確認をおすすめします。

自動更新ポリシー(AUE)を必ずチェックする

Chromebook を選定する際、ハードウェアスペックと並んで重要なのが「自動更新ポリシー」です。これは、Google が各モデルに対してOSアップデートを提供する期限を定めたものです。重要なポイントとして、2024年以降に発売された多くの新モデルは、最大10年間の長期サポートが保証されています。

しかし、安価な旧型モデルを大量導入する場合は、サポート期限が迫っていないか必ず確認が必要です。期限切れのモデルはセキュリティアップデートが提供されなくなるため、セキュリティリスクに注意が必要です。

Chrome Enterprise Upgrade による効率化

Chromebook を導入する際、非常に重要なのが「Chrome Enterprise Upgrade」というライセンスの存在です。1台あたり年間7,000円で、高度なセキュリティと一元管理が可能になります。

特に、企業におけるPCの管理者を物理的な作業から解放する「ゼロタッチ登録」も、導入の決定打となる機能です。

「ゼロタッチ登録」でキッティングをゼロに

従来の Windows PC では、届いた端末を一度担当者が開封し、一台ずつ初期設定を行うキッティング作業を経てから社員へ配布するのが一般的でした。しかし、Chromebook と CEUライセンスを組み合わせた「ゼロタッチ登録」を活用すれば、キッティングをゼロにできます。

具体的な仕組みとしては、Chromebook の販売店側があらかじめデバイスIDを購入した企業側の管理コンソールに紐付けておきます。これにより、端末を工場や販売店から社員の自宅へ直接配送することが可能になります。社員は届いた箱を開けてWi-Fiに接続するだけで、必要なポリシーやアプリ、Wi-Fi設定がクラウドから自動で適用されます。

担当者は一度も端末に触れる必要がないため、100台や1,000台といった大規模な展開であっても作業負担を増やすことなく対応できる点が大きなメリットです。

紛失・盗難時の「リモートワイプ」と無効化

端末の紛失や盗難による情報漏えいは避けて通れない重大なリスクです。

瞬時のロック

管理画面からボタンひとつで、紛失した端末を即座に無効化したり、全データを消去したりすることが可能です。

再登録の強制

万が一初期化されても、管理下のドメイン以外ではログインできないように固定できるため、転売や悪用を防止します。

500以上のポリシーによる一元管理

Google 管理コンソールを使うことで、以下のような制御をすべての端末へ一斉に適用できます。

  • セキュリティ制限:USBメモリの使用禁止、スクリーンロックの強制。
  • ブラウザ制御:特定の拡張機能の利用制限、お気に入りの一括配布。
  • アップデート管理:OSのバージョンを固定したり、段階的にアップデートを配布したりするスケジュール管理。

共有デバイスとしての活用(エフェメラルモード)

1台を複数人で使うシフト制の現場(店舗やコールセンター)にも最適です。ログアウトするたびに端末内のキャッシュやデータを自動で削除し、常にクリーンな状態で次のユーザーに引き継ぐ設定が可能です。

補足|Chrome Enterprise 3つの主要ライセンス比較

「Chrome Enterprise」を調べると、いくつかの種類があり、「自社にはどれが必要なのか?」「それぞれの違いは何なのか?」と戸惑ってしまう方も少なくないでしょう。

実は、Chrome Enterprise はひとつの製品名ではなく、利用シーンや管理対象に合わせた複数のサービス・ライセンスの総称です。大きく分けると、「Google Cloud 上でブラウザを管理するもの」「Chromebook 本体を管理するもの」に分かれます。

Chrome Enterprise Core

Chrome Enterprise Premium

Chrome Enterprise Upgrade

主な機能

設定の一元管理、拡張機能制限

DLP(情報漏えい防止)、アクセス制御

リモートワイプ、ゼロタッチ登録

費用

無料

$6/月(1ユーザーあたり)

7,000円/年(1台あたり)

導入の目的

全社的なブラウザ環境の統一

ゼロトラスト・高度なセキュリティ

法人PCとしての資産管理・運用

※2026年1月時点の情報を掲載しています。

ここで重要なのは、Chrome Enterprise Core/Premium は「Google Cloud」の管理コンソールを通じてブラウザを制御するためのもので、Chromebook 本体のハードウェア管理とは直接関係がないという点です。Chromebook を社用PCとして導入・運用するなら、最も重要になるのが「Chrome Enterprise Upgrade」です。

Chromebook の導入はUSEN Smart Worksへ

Chromebook の導入において重要なのは「自社の業務に最適なスペックとモデルを選ぶこと」です。

「情シスマン」を運営するUSEN Smart Worksでは、ASUS の製品を中心に、利用環境に合わせて最適なモデルをご提案いたします。

スタンダードモデル

ASUS Chromebook Flip CX1 /CR1100FKA など

高性能(Chromebook Plus)モデル

ASUS Chromebook Plus CX34/CX54 Enterprise など

モバイル・タブレット兼用モデル

ASUS Chromebook CM30 Detachable/Flip CX3 など

堅牢・現場向けモデル

ASUS Chromebook CR11 Flip/CZ11 Flip など

管理ライセンス同梱

CEU Bundleモデル(設定・管理が即座に開始可能)

Chromebook
Chrome OS が搭載され、軽快な動作と使いやすいインターフェース、高いセキュリティを実現したノートPCです。
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まとめ

Chromebook を法人で導入する際は、単に端末の価格だけで選ぶのではなく、業務内容に合ったスペックと運用の効率化という2つの軸で検討することが成功の鍵となります。

「情シスマン」を運営するUSEN Smart Worksでは、あらゆるニーズに合わせた最適なモデルを提案するとともに、法人運用に不可欠な Chrome Enterprise Upgrade ライセンスの販売も行っています。自社の環境に最適な Chromebook の導入や運用方法については、ぜひお気軽にご相談ください。

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