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個人情報が流出していないかチェックできる無料サイト6選

著者:情シスマン
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「うちの会社の情報、どこかで漏れていないか心配」「個人情報が漏れていないかをチェックできるサイトを知りたい」

このような悩みや不安を感じている方は多くいると思います。サイバー攻撃や内部不正が相次ぐ今、個人情報の流出リスクは他人事ではありません。万が一でも流出していれば、企業の信用が失われ、損害賠償や行政指導にも発展しかねません。

そこで本記事では、個人情報が流出していないかチェックできるサイトを一挙に6つご紹介します。個人情報が流出・漏えいしているかどうかが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめのサイト6選

Have I Been Pwned

「Have I Been Pwned」は、世界中で利用されている無料の情報流出チェックサイトです。メールアドレスや電話番号を入力すると、漏えいしたデータに含まれていた情報の種類が表示されます。また、メールアドレスを登録しておくと、将来漏えいがあった場合に通知を受け取れます。

2007年以降に発生した複数の侵害事案と漏えいしたアカウント情報がデータベースとして統合されており、対応範囲が非常に広い点が特徴です。その数は、2025年5月現在、886件の流出サイトと149億件を超える漏えいアカウント情報に上ります。

侵害事案が発生する度に情報が追加されるのもあり、最新の事案に対応している点も魅力です。個人情報の流出をチェックするなら、真っ先に利用したいサイトといって良いでしょう。

さらに、安全なパスワードかどうかもチェックできます。企業向けのAPIもあり、自社のシステムに組み込んでパスワードの安全性を確認できます。

ただし、日本語には対応していません。直感的にわかるようにはデザインされているものの、英語が苦手な方は注意しましょう。

Mozilla Monitor

「Mozilla Monitor」は、Firefox の開発元 Mozilla が提供する無料サービスです。メールアドレスを入力することで、流出履歴がないかを即座に確認できます。また、メール通知機能があり、今後流出が検知された際にすぐに警告を受け取れるのもポイントです。

日本語にも完全対応しているため、使いやすい点も魅力といえます。「Have I Been Pwned」のデータベースを使用しているため、日本語で結果を見たい方には「Mozilla Monitor」の方がオススメです。また、Firefox ブラウザと連携することで、よりシームレスな体験となります。

なお、有償版の Mozilla Monitor Plus では、複数のメールアドレスの監視や詳細なレポート機能など、無料版よりも高度な機能があります。

Intelligence X

「Intelligence X」は、ダークウェブやドキュメント共有プラットフォームなどを検索できる調査ツールです。メールアドレス、ドメイン、IPアドレス、暗号通貨アドレスなど、さまざまな種類のデータを高度な検索オプションで絞り込むことができます。

さらに、検索結果をグラフやチャートで可視化し、データの関連性や傾向を把握しやすくしたり、特定のキーワードやデータが新たに公開された場合に、アラート通知を受け取ることができます。

APIを通じて、他のツールやシステムと連携させることができるため、セキュリティ専門家にも利用されています。ただし「Have I Been Pwned」や「Mozilla Monitor」と比べて、扱うには専門的な知識が求められる点には注意が必要です。

ノートン ダークウェブ モニタリング

「ノートン ダークウェブ モニタリング」は、セキュリティソフトで有名なノートンが提供するサービスです。メールアドレスを入力するだけで、個人情報の流出回数や流出時期などを調べられます。

その名の通りダークウェブをモニタリングしている点が特徴で、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報、銀行口座情報、運転免許証番号、パスポート番号、ゲーマータグなど、幅広い個人情報を監視対象としています。万が一流出が確認されれば即座に通知が届くため、早期対応が可能です。

有償ですが、ノートン 360などのセキュリティ製品と連携することで、より包括的な保護が可能になります。

Google ダークウェブレポート

「Google ダークウェブレポート」は、Google アカウントを持っていれば誰でも無料で利用できるサービスです。Google アカウントに登録している個人情報やクレジットカード情報がダークウェブに流出していないかを、無料で調査できます。

もし漏えいしていた場合は、どのWebサービスから漏れた可能性があるのかを通知し、具体的な対策も提示してくれます。モニタリングを開始すると、ダークウェブ上で個人情報の不正取引が検出された際に、メールアドレスなどに通知が届く点も嬉しいポイントです。

このサイトで調査できるのは、個人の無料アカウントのみです。法人の場合、Google Workspace の特定のプランに加入することで、組織全体のダークウェブ監視、アラート機能、詳細なレポートなどを利用できます。

アカウント流出チェッカー

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「アカウント流出チェッカー」は、USEN ICT Solutionsが「サイバーセキュリティラボ」の中で提供するサービスです。無料で自社のアカウント情報が何件流出しているかをチェックできます。ドメイン単位(企業レベル)で調査でき、パスワード付きで流出しているアカウントの件数がわかります。

アカウント流出チェッカー | サイバーセキュリティラボ
www.gate02.ne.jp
アカウント流出チェッカー | サイバーセキュリティラボ

個人情報が流出した場合に発生するリスク

個人情報が流出すると、企業にとって深刻なリスクが発生します。例えば、以下のようなものです。

  • 経済的損失が生じるリスク
  • 社会的信用が失墜するリスク
  • ブランド価値が低下するリスク
  • 法的措置や罰則を受けるリスク

短期的に経済的負担がかかるだけでなく、社会的信用やブランド価値が低下し、ビジネスの継続に深刻なダメージを受ける可能性も十分にあります。

個人情報が漏れたらどうなる?情報漏えいの原因と具体的な対策まで徹底解説
そこで今回は、人情報が漏れたらどうなるのかについて解説します。また、個人情報が漏れる主な原因や漏らさないための対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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まとめ

情報漏えいは、ある日突然起こるのではなく、日々の小さな見落としから始まります。定期的にチェックサイトを活用して、漏えいが発生していないかを確認するのがオススメです。

個人情報の流出をチェックできるサイトは無料で使えるものも多く、使用のハードルは高くありません。セキュリティ対策の一環として、ぜひ定期的なチェックを習慣化しましょう。

この記事に関連するお役立ち資料はこちら
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サイバーセキュリティ対策 何からはじめる?~もう迷わないために!防犯対策から学ぶサイバーセキュリティ対策~
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