【2026年7月】注目のインシデントニュース|情報漏えい5選

サイバーセキュリティラボでは、サイバーセキュリティに関する事件や事故のニュースを日々取り上げています。2026年7月もさまざまな種類のインシデントが発生しました。今月は情報漏えいのインシデント事例を5つピックアップしてまとめています。
※ 本記事の内容は各社・各団体の発表当時の情報です。
※ 本記事はサイバーセキュリティに関する啓発や考察を目的としています。特定の企業・団体を批判する意図は一切ありません。
株式会社ユニマットライフ
- 取引先に送信したメールの添付ファイル内に顧客リストが残存し、12万6,947件の個人情報が漏えい
- 漏えいした情報は氏名、住所、電話番号、メールアドレス、会社名等であり、クレジットカードや口座情報は含まれていない
- 全ての送付先に連絡して添付ファイルの削除完了を確認しており、対象者には個別に対処を進めている
株式会社ユニマットライフは2026年7月3日、営業所が取引先に送信した電子メールに顧客リストが誤って添付され、個人情報が漏えいしたと公表しました。公表によると、取引先に送付した「注文書フォーム」のエクセルファイル内に顧客リストが残存したまま送信されたことが原因とのことです。漏えいした情報は計12万6,947件で、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、会社名が含まれ、クレジットカード等の情報は含まれていません。同社は判明後、全ての送付先に連絡してファイルの削除完了を確認しました。現在は個別に対象者への案内を進めており、二次被害の可能性は低いとしつつ不審メールへの注意を呼びかけています。

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ
- メールサービスが不正アクセスを受け、1,250,543名分のメールアドレスが漏えい
- 原因はシステム基盤に含まれる第三者製ソフトウェアの脆弱性の悪用だが、パスワードの漏えいは確認されていない
- 対象顧客へパスワード変更を案内しており、今後は未変更者を対象とした強制変更の実施を予定
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは2026年7月6日、同社が提供するメールサービスへの不正アクセスに関する続報として、1,250,543名分の電子メールアドレスが漏えいしたことを公表しました。同社が利用するメールサービスの基盤に含まれる、第三者製ソフトウェアの脆弱性が悪用されたことが原因です。本事態は同年6月8日から発生し、同月17日に改修は完了しています。調査の結果、パスワードの漏えいは確認されていません。同社は顧客へメールパスワードの変更を案内していますが、今後は未変更の顧客を対象に、パスワードの強制変更を順次実施していく方針を示しています。


株式会社ファブリカホールディングス
- SMS送信システムが不正アクセスを受け、管理情報の漏えいと不正送信が発生
- 漏えいした管理情報一覧ファイルには、個人情報に該当する可能性のあるデータが22,928件含まれていた
- アクセス遮断や認証情報リセットの応急措置を講じ、多要素認証の導入等の再発防止策を進める
株式会社ファブリカホールディングスは2026年7月14日、連結子会社である株式会社メディア4uが提供するSMS送信システムが第三者による不正アクセスを受け、アカウント管理情報の漏えいおよび一部の不正なSMS送信が発生したと公表しました。漏えいしたファイルにはアカウントIDやユーザー名、担当者名、通知用メールアドレスなど計95,412件のレコードが含まれており、そのうち22,928件が個人情報に該当する可能性があるとのことです。同社は事案の判明後、直ちに不正アクセスを遮断し、全顧客アカウントの認証情報をリセットする措置を講じました。現在は専門機関と原因調査を進めており、今後は多要素認証の導入やアクセス監視体制の強化などの再発防止策を講じる方針です。

シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社
- 患者支援サービス「RAコネクト」への不正アクセスにより、患者や医療従事者、委託元関係者らの個人情報が漏えい
- 原因は、システムのWeb公開領域に一部の個人情報を含むファイルが配置されていた
- アクセス遮断や認証情報変更などの応急措置を行い、公開設定やアクセス管理、運用手順を見直す方針
シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社は2026年7月24日、運営を受託する患者支援サービス「RAコネクト」が第三者による不正アクセスを受け、患者や医療従事者等の個人情報が漏えいしたと公表しました。同年6月15日に発生した不正アクセスの調査を進めた結果、同システムの一部ファイルが第三者に取得されていたことが7月11日に判明したとのことです。原因は、システムのWeb公開領域に一部の個人情報を含むファイルが配置されていたこととしています。同社は速やかにアクセスを遮断し、認証情報の変更を実施しました。公表時点で二次被害等は確認されておらず、今後は情報管理ルールや運用手順の見直しなどを行い、体制の強化に努める方針です。


株式会社ムラウチドットコム
- 一部システムが不正アクセスを受け、顧客の氏名やメールアドレス、住所等の個人情報が漏えいした痕跡を確認
- IDやパスワード、クレジットカード番号等の決済情報は別システムで管理されており、今回の漏えい対象には含まれていない
- 外部からのアクセスを遮断する保全措置を講じ、本件に起因する二次被害は確認されていない
株式会社ムラウチドットコムは2026年7月24日、運用する一部システムが第三者による不正アクセスを受け、顧客の個人情報が漏えいした痕跡を確認したと公表しました。同月15日未明に社内システムで障害が発生し、翌16日の復旧作業中に不正アクセスの痕跡が確認されたものです。漏えいした痕跡がある情報は氏名、メールアドレス、住所、電話番号などですが、決済情報やパスワードは別システムで管理されているため今回の対象には含まれていません。公表時点で本件に起因する二次被害は確認されていませんが、同社は関係企業を装った連絡への注意を呼びかけています。

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