VPNの意味や目的とは?VPNの基礎を知ろう!

VPNとは企業のネットワークを楽に構築するための画期的な技術ですが、その意味や目的をきちんと知っている人はどのくらいいるのでしょうか?自社にあったVPNを導入するなら、VPNに関する正しい知識について知っておいたほうが選定する際の判断材料になります。

そこで、VPNが作られた経緯から種類などを紹介し、VPNの利便性について解説していきます。VPNの基礎を知ることが導入への第一歩。ぜひ当記事の内容を参考にしてください。

VPNの認知度はどれくらい?

クラウドやグループウェアなどに比べてあまり耳にすることのないVPNですが、実際にどのくらい認知されているのでしょうか?100名の社会人を対象に調査を実施しました。

【質問】
VPNの意味や仕組みを知っていますか?

【回答結果】
はい:17
いいえ:83

調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 - 29 30 - 39 40 - 49 50 - 59 60
調査期間:2017年06月07日~2017年06月14日
有効回答数:100サンプル




★認知度はまだまだ……VPNを知っている人は少ない
調査の結果、VPNについて知っている人は全体の2割弱ということがわかりました。

・会社内部や相手先の会社で情報のやり取りをしていた経験が有り、勉強会に参加した事も有ります。(40代/男性/正社員)
・知っていないと今の仕事はできないです。(30代/男性/正社員)

「はい」と回答した人は、仕事でVPNを知る機会があるケースが多かったです。では「いいえ」の回答コメントも見てみましょう。

・VPNに関して勉強をしたことがないので、意味や仕組みまでは知りません。(30代/男性/正社員)
・VPNという言葉を初めて聞いたのでわからない。(30代/女性/正社員)

言葉の意味以前に、そもそも聞いたことがないという人が多く、VPNの認知度の低さを伺わせます。

「いいえ」の回答の中で、VPNという言葉を聞いたことがあるという人自体が少ない傾向にありました。VPNも何の略かわからず、意味がわからないというコメントも多かったです。

ただ、会社勤めの方であれば、気づかないうちに実務で利用されている可能性も高いと思います。VPNの機能やメリットを知れば、とても便利なネットワークであることがわかるのではないでしょうか?

そもそもVPNとは?

VPNとはVirtual Private Networkの頭文字を取った用語です。離れた場所の間を仮想的な専用線でつないで安全なデータ通信を実現する仕組みで、仮想プライベート・ネットワークとも言います。社内のネットワークはLANでつなぎます。

VPNはその機能を持つ接続ルータを使って距離の離れた拠点同士のLANをつなぐことができます。VPNの仮想技術が発達する以前は、企業のネットワークは専用線で構築されていました。しかし、設置するためにはたくさんの時間とお金がかかり、それが専用線の課題とされてきたのです。その課題を克服するために2000年になってから登場したのがVPNです。VPNは専用線の課題だったコストと構築までにかかる時間を解消する、画期的な技術として受け入れられました。

一般的にインターネットで指摘される安全性も、さまざまなセキュリティ対策によって一定レベルまで克服しています。VPNは公衆回線や閉域網を利用することで、信頼性も担保しています。専用線の場合、回線が切れてしまうとネットワークの利用はできなくなり、復旧までに時間がかかります。その点、VPNなら迂回経路を辿ってくれるので、通信が途切れる心配が少ないのです。

インターネットVPNとIP-VPNの違い

インターネットVPNとは、インターネット回線を利用して離れた拠点同士のLANをつなぐ仮想技術です。VPN接続ルータを拠点に設置することで社内ネットワークを構築でき、スマートデバイスにVPN接続ソフトウェアを導入することで、外にいても社内ネットワークに入ることができるリモートアクセスVPNも可能です。構築認証セキュリティの強さとコストの安さは大きなメリットです。また、ルータさえあれば、設置するだけでVPNが構築できるのも大きな特徴だと言えるでしょう。

対してIP-VPNは、通信事業者が提供する閉域網を利用して離れた拠点のLANをつなぎます。通信事業者の閉域網は、その通信事業者と契約した企業のみが利用できる閉ざされたネットワークで構築され、抜群の安全性を誇っています。データの暗号化がないためレスポンス速度が早く、回線品質も安定しています。暗号化してほしい場合は事業者によって対応してくれるケースもあります。IP-VPNはインターネットVPNと違い、通信事業者との契約が必要になります。そのため、業者選びもVPNの品質を保つ重要な検討事項に入ります。

インターネットVPNは3種類に分けられる

インターネットVPNは3種類にわけられます。 IPsecは企業のなかで使われるもので、たとえば東京本社と大阪支社を結ぶ際に使われるプロトコルです。通信は暗号化され、通信中のデータ改ざんや情報漏えいを防いでくれます。2つの拠点に設置するVPN接続ルータは、IPsecに対応していることが条件です。

次にL2TP/IPsecです。これは2つの拠点を結ぶという点ではIPsecと同じですが、L2TPによってトンネリングされ2つの拠点を結びます。L2TPは暗号化する機能はないため、IPsecの暗号機能とあわせて利用することで安全性を担保しています。L2TP/IPsecは会社と出先のスマートデバイスを結び付ける際に使用され、会社に置くルータがL2TP/IPsecに対応していることが条件です。

最後にPPTPと呼ばれるプロトコルです。利用目的はL2TP/IPsec同様、会社と出先のスマートデバイスをつなげる際に使います。L2TPに暗号化能力がない反面、PPTPは自分でデータを暗号化する能力があります。しかし、IPsecに比べると暗号化強度が低くなるという特徴があるため、3種類のなかではセキュリティ面は弱いです。ただし、その分だけ回線速度はIPsecやL2TP/IPsecと比べて速いといわれています。また、会社に設置するVPN接続ルータはPPTP対応である必要があります。

☆まとめ

VPNの意味を正しく知ると大変便利な技術であることがわかります。プロトコルや使用する回線によって種類が分かれるため、選択肢の幅も広がります。何より導入コストの安さは魅力で、その拡張性の高さから導入を検討する企業も増えています。コストやサービス、運用・保守サポートは事業所によって体制が異なるため、複数の業者を比較検討したうえで自社にあったVPNを選ぶようにしましょう。

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