【保存版】USEN スピードテスト完全ガイド|速度の見方や注意点、おすすめ測定サイト

オンライン会議中に映像がカクカクしたり、大容量のファイルをアップロードするのに時間がかかったりすることはありませんか?
ビジネスシーンにおいて、インターネット回線の速度は生産性に直結する重要な要素です。しかし日々の業務の中で「うちの回線は遅い気がするけど、実際どうなんだろう?」と感じている方もいるかもしれません。
そこでオススメのツールが、「USEN スピードテスト」です。専門知識は一切不要、ボタン1つでインターネット回線の実力を診断できます。
この記事では、通信速度のテストをする際に知っておきたい「数値の意味」や「通信速度を計測する際の注意点」も解説しています。ぜひ参考にしてください。
〈この記事を読んでわかる内容〉
- USEN スピードテストについて
- 回線テストで表示される数値の見方
- 回線速度を計測する際の注意点
USEN スピードテストはワンクリックで通信速度を計測できるサービス

USEN スピードテストは、USEN ICT Solutionsが無料で提供している通信速度の計測サービスです。USEN スピードテストには以下のような特徴があります。
「測定開始」のボタンをクリックするだけ
USEN スピードテストは、非常にシンプルな操作で利用できます。特別なソフトウェアのインストールや複雑な設定は一切不要です。
「USEN スピードテスト」のページにアクセスして「測定開始」のボタンをクリックするだけ。難しい操作や知識はいらず、誰でもすぐにインターネット回線の速度を計測できます。
たった数十秒で通信速度がわかる
USEN スピードテストは、測定を開始すると数十秒程度で結果がわかります。リアルタイムに数値が変動していく様子を確認でき、最終的なダウンロード速度やアップロード速度、pingなどが表示される仕組みです。
計測に時間がほとんどかからないため、忙しい時でも手軽にチェックできます。
用途別の快適さ判定までしてくれる
USEN スピードテストは、単に速度の数値を表示するだけでなく、様々な用途においてどの程度の快適さであるかを自動的に判定してくれます。以下の項目で快適さが表示されるため、一目で現在の通信状況がわかります。
- Webサービス
- 動画視聴(YouTube)
- ゲーム
- ビジネス
利用シーンごとに、速度が十分かどうかをアイコンで表示してくれるのもあり、専門的な知識がなくても理解できるでしょう。現在使っているインターネット回線が何に適しているのか、あるいは何が苦手なのかが直感的にわかる仕組みです。

USEN スピードテストで表示される数値とは
スピードテストの結果画面には、download・upload・ping・jitterといった数値が表示されます。これらはインターネット回線の品質を評価する上で非常に重要な指標です。それぞれどのような意味を持っているのか詳しく見ていきましょう。
downloadの意味
downloadは、その名の通りダウンロード速度を意味する値です。インターネット上からパソコンやスマートフォンなどのデバイスがデータを受け取る速さを表しています。単位はbps(bits per second)と表現され、1秒あたりに通信できるデータ量の大きさを表しています。
1Gbps(ギガ) = 1,000Mbps
1Mbps(メガ) = 1,000kbps
1kbps(キロ) = 1,000bps
downloadは、その値が大きいほどWebサイトの閲覧や動画視聴、ファイルのダウンロードなどがスムーズにできます。
uploadの意味
uploadは、その名の通りアップロード速度を意味します。パソコンやスマートフォンなどのデバイスから、インターネット上へデータを送信する速さを表しています。SNSへ投稿をアップロードする際などの通信速度に関係する数値です。
uploadもdownlaodと同様に、bpsで表示されます。数値が大きいほどファイルのアップロードやオンライン会議での映像送信などがスムーズにできます。
pingの意味
pingは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスから、インターネット上のサーバーまで到達し、戻ってくるまでの往復にかかる時間(応答速度)を表しています。単位はms(ミリ秒)で表示され、数値が小さいほど応答が速いことを意味します。
pingはWebサイトの閲覧程度ではその差を実感することは少ないですが、オンラインゲームやリアルタイム性の高いアプリケーションを利用する際に、重要になる数値です。ビジネスにおいては、オンライン会議などで実感することがあると思います。pingの値が小さいほど、タイムラグなく会議ができます。
jitterの意味
jitterは、pingのばらつき具合を表す数値です。単位は「ms」で表示され、数値が小さいほどpingが安定しています。jitterの値が大きいと、瞬間的には高速な通信ができても、継続して高速な通信をすることが難しいといえます。オンライン通話やビデオ会議などで音声や映像が途切れたり、不安定になったりする可能性があるということです。
一般的にJitterの値が大きいほど通信のラグを感じる頻度が増えるため、安定した通信環境を求める場合は、jitterの値が小さいかどうかも確認しておくと良いでしょう。
インターネット回線で快適だと感じる通信速度の目安
一般的に、インターネット回線で快適だと感じる速度の目安は、利用目的によって異なります。以下の表を見てみましょう。
利用用途 | 必要な速度の目安 |
---|---|
SNSやメッセージの送受信 | 128Kbps~1Mbps |
Webサイト閲覧 | 1Mbps |
Web会議 | 10~15Mbps |
動画視聴 | 5~30Mbps |
オンラインゲーム | 30~100Mbps以上 |
Webサイトの閲覧やメールの送受信程度であれば、数Mbps程度の速度でも十分です。Web会議でも15Mbps程度あれば、ストレスなくできるでしょう。
しかし、高画質の動画視聴やオンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードなどをする場合は、より高速な回線が必要です。

インターネット回線の通信速度を測定する方法
USEN スピードテスト以外にも、インターネット回線の速度を測定できるWebサイトやアプリケーションはいくつか存在します。それぞれ特徴が異なるため、用途に合わせて活用すると良いでしょう。今回は、オススメものを4つ紹介します。複数のサービスで計測し、より客観的な数値を把握してください。
USEN スピードテスト

USEN スピードテストは、USEN ICT Solutionsが提供しているスピードテストです。面倒な登録は必要なく、ワンクリックで手軽に速度を計測できます。
計測後は用途別の快適度判定をイラスト付きで解説してくれるため、初心者にもわかりやすいという特徴もあります。わかりやすいインターフェイスのサービスを使いたい方にオススメです。
Google インターネット速度テスト
Google インターネット速度テストは、Google が提供しているスピードテストです。Webサイトにアクセスする必要がなく、Google 検索結果内で通信速度を測定できます。
使い方は非常に簡単で、Google の検索窓で「スピードテスト」と入力するだけです。後は、検索結果のトップにある「速度テストを実行」ボタンをクリックすれば自動で測定が始まります。
ただし、pingやjitterの値はわからないため、より詳しく知りたい方は別の計測ツールを使った方が良いでしょう。
Fast.com
Fast.com は、Netflix が提供しているスピードテストです。非常にシンプルなデザインであり、Webサイトにアクセスした時点で測定が始まります。ユーザーが何もアクションをしなくて良いため、すぐに通信速度を知りたい場合に便利です。
ただし、動画視聴に必要な速度に特化しているのもあり、uplaodやping、jitterを確認するには「詳細を表示」をクリックする必要があります。一覧で全ての数値を確認できない点には注意しましょう。
Speedtest by Ookla
Speedtest by Ookla は、世界的に広く利用されている高機能なスピードテストです。Webサイトにアクセスすると表示される「Go」のボタンをクリックすると測定が始まり、1分程度でdownlaodやuplaodなどが表示されます。
アカウントを作成すると測定結果の履歴を保存できるため、時間帯や曜日で通信速度を比較できます。また、アメリカに本社を置くオークラ社が提供しているのもあり、海外とのやり取りが多い方や、海外のサーバーへの接続速度を知りたい方にオススメです。
ただし、英語表記が多いため英語が苦手な方は少し使いにくいと感じるかもしれません。
スピードテストサイトで通信速度を計測する際の注意点
手軽に利用できるスピードテストサイトですが、より正確な数値を把握するためにはいくつかの注意点があります。
サイトによって計測結果にばらつきがある
スピードテストの測定結果には、ばらつきがあります。
それは、測定サーバーの場所や混雑具合、測定方法の違いが主な原因です。サーバーが遠いほど、混雑しているほど測定結果は遅くなります。また、サイトごとに測定方法や使用プロトコルが異なるため、同じ環境でも結果に差が出ることがあります。
そのため、1つの測定結果だけを鵜呑みにするのではなく、複数のサイトで計測し、平均値を参考にした方が良いでしょう。より客観的な視点で通信速度を判断できます。
機器のスペックによって実数値が変わる可能性がある
計測をするパソコンやスマートフォンなどの性能や、LANケーブル、Wi-Fiルーターの規格によっても、計測結果に影響を与える可能性があります。特に、古い規格の機器を使用している場合、回線本来の速度を十分に計測できない可能性がある点には注意が必要です。
万全の状態での通信速度を測定したい場合は、可能な限り最新の規格に対応した機器を使用し、有線LAN接続での計測も試してみると良いでしょう。
速度は時間帯によって変動する
インターネット回線の速度は、利用者の多い夜の時間帯には遅くなる傾向があります。多くの方がインターネットを利用するのもあって、回線が混雑するためです。特に、PPPoE方式を利用していると、混雑する傾向が強くなります。
そのため、通信速度を測定する際は1度で終わらずに、異なる時間帯に数回計測を実施し、速度の変化を確認するようにしましょう。特に、普段インターネットを良く利用する時間帯に測定しておくと、より実用的な速度を把握できます。

USEN ICT Solutionsが提供するUSEN スピードテストをはじめ、インターネット回線の速度を計測する方法は非常に簡単です。ほとんどのWebサイトがワンクリックで測定できるようになっています。
ただし、スピードテストを実施しているWebサイトやアプリケーションによって、通信速度はばらつきが生じる点には注意が必要です。客観的な速度を把握するためにも、複数のスピードテストを活用してみましょう。
中でもUSEN スピードテストはワンクリックで測定でき、どの程度の快適さなのかが一目でわかるようになっています。ぜひ活用してください。