多くの企業で利用されているファイルサーバ。今や企業にとってはなくてはならないシステムである。ファイルサーバの提供形態はオンプレミスだけではなく、SaaS、IaaSなどさまざまな種類がある。クラウド化が流行っているのは事実だが、どれにするかは会社の事情に合わせ、検討する必要がある。選択を誤れば無駄な出費にもなりかねないだけに、どの方法にするか。そんな悩みを抱える情シスマンも多いことだろう。もちろんここにも、そんな情シスマンがひとり──

多田野部長

はじめくん!元気でやってるかね!

にのまえ はじめ

うわっ、部長だ。
あの勢いにまかせた笑顔…嫌な予感。

多田野部長

ところでだな、わが社のクラウド化は進んでいるのかな。

にのまえ はじめ

く、クラウド化ですか。具体的にはどのような?

多田野部長

具体的もなにも、クラウド化はクラウド化だよ。
ほら、ファイルをあっちからこっちにやるとか、なんとか。
いろいろあるだろ、クラウド化?

にのまえ はじめ

ファイルをあっちこっちって…とりあえずクラウド化っていいたいだけか…。

多田野部長

どうなんだ、クラウド化は進んでるのか!?

にのまえ はじめ

は、はい、ファイルサーバのことですかね。
現在、我が社ではオンプレミスでファイルサーバを構築してますが、クラウド化はまだ、ちょっと…。

多田野部長

なに、クラウド化はちょっと!?
そんなことだから、うちは時代遅れだといわれるんだ!!
とにかく、クラウド化を進めろ、いいな!!

にのまえ はじめ

ああっ、また部長の無茶ぶりがはじまった、どうしよう…。
だけど、たしかにオンプレミスのサーバを運用するのは、ひとり情シスには荷が重いのも事実だよな。
検討してみようかと思ったけど…ひとくちにクラウド化っていっても、IaaaSやSaaS、それにデータセンタに置く選択肢もあるし、ああっ、考えることが多すぎるよ、まったく。
いったい何をポイントに検討すればいいんだ…。

ザザ────ッ

情シスマン

どうしたはじめ!

にのまえ はじめ

あっ、Joshisu Manさん、来てくれたんですね!
僕が悩んでいるとすぐ来てくれますね。もしかして僕をずっと監視してるんですか…?

情シスマン

なにを言ってるんだ。
情シスの悩みをすぐ感じ取れるのがヒーローたる所以なのだ。
さぁ、今日はどんな困りごとを抱えているんだ?

にのまえ はじめ

はいっ、じつはファイルサーバの選定で迷っていて…。

情シスマン

なるほど、たしかに最近は目的やコストなど状況に合わせて、さまざまなソリューションが用意されている。
便利になったとはいえ、検討するポイントは多いな。
よしっ、はじめ、どれが最適なソリューションなのか、一緒に考えてみようじゃないか。

ヴァインという音とともに、Joshisu Manの手から映像が映し出され、
空間にファイルサーバソリューション比較表が現れた―――

情シスマン

利用サービスによって、自分たちでどこまで管理しなければいけないかが変わる。
まずはこの表でそれを確認しよう。

にのまえ はじめ

なるほど、表で比較するとわかりやすい!
自分たちがどこまで管理するかで、どのソリューションを選択するかを決めればいいんですね。

情シスマン

うむっ、まず概要としてはそれでいいだろう。
あとはもう少し詳細な内容を見ていこうか。

にのまえ はじめ

はい、最初は「クラウドファイルサーバType3」ですね。
これはSaaSか。
サービス提供者がアプリケーションまで、ぜんぶの面倒を見てくれるんだ。
これなら手離れもいい、管理が楽ですね。

情シスマン

そうだな、「クラウドファイルサーバType3」は運用管理の面ではもっとも楽だといえる。
ユーザー側はアプリケーションのアカウントなどを管理する程度で、あとはほぼほぼサービス提供者が面倒を見てくれるからな。
だがそれは、裏返せば、自分たちで自由にできる部分が少ないということでもあるぞ。

にのまえ はじめ

ふむふむ、運用、管理が楽なのはSaaSである「クラウドファイルサーバType3」、次がIaaSの「クラウドファイルサーバonAzure/AWS」、それに「ハウジング+物理サーバレンタルのビジネスiDCスタータパック」がつづく、ということですね。
自由度はその逆か。

情シスマン

そうだ。
だいぶ理解が早くなってきたな、はじめ。
SaaSは管理者の負担を軽くし、運用、管理のコストも減らせるが、アプリケーションまでががっちりと決められている。
ファイルサーバの機能さえ使えればいいという場合なら、このソリューションがベストといえるかもしれない。
だがこのアプリケーションを使いたい、と決まっている場合には適さない場合もある。
これがソリューションを選ぶうえでの大事なポイントのひとつだ。

にのまえ はじめ

うん、僕の会社の場合はひとり情シスだし、SaaSが適当かな。
だけどまてよ、部署ごとに使いたいアプリケーションがあるかもしれないしなぁ。
仮想化まで自由にできるというのも、将来の拡張性や技術の蓄積ということまで考えれば魅力的だし…。

情シスマン

ふふっ、まだ迷っているようだな、はじめ。
それじゃ、3つのソリューションについて、もう少し詳しく特徴を見てみよう。

にのまえ はじめ

はい、よろしくお願いします!!

情シスマン

まず「クラウドファイルサーバType3」だが、今まで説明したとおり、ファイルサーバをアウトソーシングするには最適なソリューションだ。
完全定額制だから、コストについて予定が立てやすいし、メンテナンスや保守もすべておまかせ。
テクニカルサポートセンタも専用のものが用意されているから安心だぞ。
導入実績が豊富なAWSを基盤にしている点も安心材料のひとつだな。AD、バックアップなどのオプションも豊富だから、自由度がないといっても、それほど心配する必要はない。

にのまえ はじめ

まさに楽をしたい僕向けのソリューションですね。
だけど、僕だって、ただ楽をしたいだけじゃないんです、ほかにも教えてください。

情シスマン

ほぉ、やる気を出してきたな、いいことだぞ。
それじゃ次は、「クラウドファイルサーバonAzure/AWS」だ。
こちらもインフラの管理は各事業者が行ってくれるから、その点は楽だな。
それにスケールアウト、スケールインが柔軟だから容量が足りなくなるんじゃないか、といった心配からも解放される。
費用も利用した分だけだからムダもないしな。
AzureやAWSといったクラウド基盤だから拡張性もOK。
将来にわたって安心といえる。ファイルサーバだけじゃなく、基幹システムも同じ環境に構築することが可能だ。

にのまえ はじめ

なるほど、コストの面やスケーラビリティを考えると、こちらも捨てがたいですね。
Joshisu Manさん、次をお願いします!

情シスマン

ふっ、そう急かすな、はじめ。
最後は「ハウジング+物理サーバレンタルのビジネスiDCスタータパック」だが、これがもっとも自由度が高い。
それだけに管理、運用の手間は検討する必要がある。
はじめもなじみのあるデータセンタのハウジングとサーバホスティングのハイブリッドサービスとなっている。
サーバは専用ラックで提供されるし、24時間365日入館可能だぞ。
専用ラックだから余ったスペースはハウジングで自由に使えるし、サーバスペックのカスタマイズも可能だ。
データセンタクラウドとも構内配線で接続できる。
回線引き込みも自由、キャリアフリーだ。
まさになんでもあり、だな。
自由自在のソリューションというわけだ。

にのまえ はじめ

すごい、すごいですね、「USEN GATE 02 ファイルサーバソリューション」!!
状況に合わせたソリューションが各種揃ってる!!

情シスマン

わかってくれたか、はじめ!!

にのまえ はじめ

はい、よく理解できました。
あとは自分の要望だけじゃなく、各部署でヒアリングをして、最適なソリューションを選びたいと思います!!

情シスマン

うむっ、問題は解決したな、はじめ。
それじゃ、また会おう!さらばだ!

【解決】~ICT SOLUTION!~

ファイルサーバの運用には、もちろん流行りのクラウドソリューションもある。だがすべてクラウド化すればいいというわけではない。SaaSやIaaS、オンプレミスにはそれぞれメリットがあればデメリットもある。仕様やコスト、管理、運用体制の違いなど、自分の会社の状況を見極めて検討し、適切なソリューションを選択をすることが必要だ。

「USEN GATE 02 ―ファイルサーバソリューション―」

・SaaS,IaaS,オンプレミスにはすべてメリットデメリットがある。
・仕様、コスト、管理・運用体制等の違いを把握し適切な選択を

「USEN GATE 02― クラウドファイルサーバ― ―」

「USEN GATE 02 ―クラウドプラットフォーム―」

「USEN GATE 02―ビジネスiDC―」


TO BE CONTINUED…

<情シスマン>

本メディアの主人公。職業はヒーローで、趣味はトラフィック監視。
様々な武器を駆使して情シスにまつわる問題や悩みを解決している。
ITをよく知らないのに、情シス担当になってしまった人の味方です。いや、正義の味方じゃなく、正義そのもの。困っている人がいたら、助けたいお人よし。