プロフィール
時間、場所の制約なく語学学習の機会を提供するECC Web Lessonに「ハイブリッドアクセス」を活用
株式会社ECC(以下、ECC)は「語学教育をもって世界平和に貢献する」という理念を掲げ、語学を中心にさまざまな学習機会を提供している。教室での対面レッスンに加え、2002年からはPCを通じたオンライン外国語レッスンのサービスもスタート。時間や場所の制約が少ない、より自由なスタイルでの英会話学習を展開している。オンライン外国語レッスンの根幹であるネットワークには、「ハイブリッドアクセス」が使われている。高品位な画質、音質が求められる語学教育を、広帯域で安定性の高いUSENのインターネット回線が支えている。
「ハイブリッドアクセス」導入の経緯について、株式会社ECC 外語事業部ウェブスクール運営センターの鎌倉 修氏にお話を伺った。
課題や背景
USENの「ハイブリッドアクセス」を導入した経緯をお聞かせ下さい
ECCでは2002年から、オンライン外国語レッスン「ECC Web Lesson」を提供してきました。開講当時は国内からのみレッスンを行っていましたが、2004年にはアイルランドからのレッスンもスタート。時差を利用して日本の深夜時間帯にも英会話レッスンを提供できるようになりました。当初は日本国内からのみレッスンを行っていたので、深夜にはサービスを提供できなかったのです。さらに2009年にはマンツーマンレッスンや少人数グループレッスンに加えて、最大9名までのグループレッスン「ECC Web Let’s Talk」を開講。多様化したニーズにも応えられるようになりました。
サービス提供には当初、T1や ADSLなどの回線を利用していました。しかしサービス利用者が増えるに従ってこうした回線では安定性を維持できなくなり、安定した配信を実現できる専用線へと移行。それ以来、専用線を利用したサービスを提供してきました。
転機となったのは2013年のWeb Lessonシステムの再構築です。それまで個別のシステムだったECC Web LessonとECC Web Let’s Talkをひとつのシステムに統合、予約システム等もより高機能に生まれ変わりました。その際、ネットワークも一新され、専用線からUSENの「ハイブリッドアクセス」へと移行したのです。
成果
「ハイブリッドアクセス」をどのように使われているのですか
2013年のシステム再構築により、オンライン外国語レッスンのシステムはひとつに統合されました。「ハイブリッドアクセス」はサービス用ネットワークの主回線として使われており、ECC Web Lesson、ECC Web Let’s Talkの両サービスを支えています。
サービス品質に関しては、専用線からの移行でもまったく遜色ないと感じています。専用線と同じレベルの安定性で利用できており、なおかつ上り通信速度の帯域保障があるのでサービスレベルもこれまで通りに維持できています。実際に両サービスのお客様サポートの担当者にも話を聞きましたが、ネットワーク変更の影響はまったく感じられないということでした。
今後の展望
今後の展望をお聞かせ下さい
新しいシステムは、既存のECC Web LessonとECC Web Let’s Talkを統合しただけではなく、新サービスの追加に柔軟に対応できるよう拡張性も考慮して構築しました。
具体的には、「ハイブリッドアクセス」では帯域保証のコースが細分化されているので、過剰な投資をせず、サービス拡張や利用者の増加に合わせて無駄のないステップアップが可能です。こうした細かいステップアップは、専用線では得られなかった大きな魅力です。これなら急速に普及したスマートフォンやタブレットに向けた新サービスなども、ニーズに応じて提供していけるのではないかと期待しています。
品質を維持しながら低コストなサービスを実現していくためには、インフラへの過剰投資を避けなければなりません。この難しい要求にも、USENの「ハイブリッドアクセス」は応えてくれます。より良い語学学習の機会を、できるだけ多くの方に届けていくために、本当に力強いパートナーを得たと感じています。
※本導入事例に記載されている内容は2013年12月現在のものです。