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column_2342025.08.25

kintone(キントーン)はパートナーとの契約がおすすめ?メリット・デメリットやパートナー一覧の見方を解説

著者:情シスマン
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ノーコードのアプリ作成ツールとして、日本で多くの企業に親しまれているkintone(キントーン)。

導入の際には、サイボウズから直接契約するほかに、サイボウズの「オフィシャルパートナー」から契約するという選択肢があります。

この記事では、サイボウズのオフィシャルパートナーであるUSEN Smart Worksが、オフィシャルパートナーとは何か、パートナー経由でkintoneを利用するメリット・デメリット、そして自社に合ったパートナーを見つける具体的な方法を解説します。

kintoneの新規導入を検討している企業も、既に導入しているものの上手く活用できていない企業も、ぜひ参考にしてみてください。

※「情シスマン」を運営するUSEN Smart Worksはサイボウズのオフィシャルパートナーです。
※2025年8月時点の情報を掲載しています。

サイボウズのオフィシャルパートナーとは

kintoneやサイボウズ Officeなどを開発するサイボウズ株式会社は、Cybozu Partner Network(通称:CyPN/サイパン)と呼ばれるパートナープログラムを展開しています。このCyPNにおいて、サイボウズから公式に認定を受けた企業が「オフィシャルパートナー」です。

オフィシャルパートナーは「コンサルティングパートナー」「プロダクトパートナー」「ディストリビューター」という3つのカテゴリに分かれており、それぞれ役割が異なります。

コンサルティングパートナー

販売・提案・開発・構築・コンサルティング等の活動をするパートナー

プロダクトパートナー

サイボウズ製品と連携する製品・サービスを提供するパートナー

ディストリビューター

サイボウズ製品のディストリビューションを行うパートナー(現在募集休止中)

引用:サイボウズのパートナー制度|サイボウズのパートナーネットワーク

サイボウズはこうしたオフィシャルパートナーとともに、kintoneやサイボウズ Officeなどをより良い形でユーザーに届けています。

オフィシャルパートナーになる方法

サイボウズのオフィシャルパートナーになるためには、まずパートナー候補企業である「レジスタード」に登録する必要があります。その上で、パートナーのカテゴリに応じて以下のような認定条件をクリアすると、晴れてオフィシャルパートナーとなることができます。

コンサルティングパートナー

①レジスタード登録
②実績2件以上
③kintone認定資格アソシエイト1名以上
+面談

プロダクトパートナー

①レジスタード登録
②実績2件以上
③連携サービス認定基準を満たす
+面談

引用:サイボウズのパートナー制度|サイボウズのパートナーネットワーク

詳しくはサイボウズの公式サイトをご確認ください。

パートナー制度 ー 加入検討者向け | サイボウズのパートナーネットワーク
partner.cybozu.co.jp
パートナー制度 ー 加入検討者向け | サイボウズのパートナーネットワーク

オフィシャルパートナーの役割や特徴

サイボウズのオフィシャルパートナーは、サイボウズ製品の拡販やユーザーの課題解決という役割を担っています。サイボウズとオフィシャルパートナーはもちろん、オフィシャルパートナー同士の協業なども広がっており、形成されたエコシステムによってサイボウズ製品の利用は拡大し続けています。

オフィシャルパートナーはCybozu Partner Network Report(通称:CyPN Report/サイパンレポート)という評価制度でさらに特徴が分けられており、コンサルティングパートナーとプロダクトパートナーでそれぞれ2つの分野に分かれています。

コンサルティングパートナー

セールス部門

製品の提案・導入支援等の販売活動を行うパートナー

インテグレーション部門

開発・構築・コンサルティング・教育等の役務活動を行うパートナー

プロダクトパートナー

アライアンス部門

サイボウズ製品と連携する独立サービス

エクステンション部門

サイボウズ製品の拡張機能を提供する連携サービス

引用:パートナー評価制度 CyPN Report|サイボウズのパートナーネットワーク

高い評価を受けたオフィシャルパートナーは部門ごとに3段階の「星」が付与され、ユーザーは各パートナーがどういった分野を得意としているのかが分かるようになっています。

たとえば、CyPN Report 2025のセールス部門では、以下の5社が最高評価の三つ星(★★★)を獲得しています。

引用:パートナー評価制度 CyPN Report|サイボウズのパートナーネットワーク

パートナー経由でkintoneを利用するメリット

ここからは、もう少し具体的にパートナー経由でkintoneを利用するメリットをご紹介します。

  • コストメリットが期待できる
  • アプリ開発を依頼できる
  • 自社に合ったプラグインを提案してもらえる
  • サポートサービスが充実している
  • 別サービスと比較できる

コストメリットが期待できる

パートナー経由だと手数料が上乗せされそうというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、基本的に月額費用または年額費用が定価より高くなることはありません

※パートナー独自のプラグインや連携サービス、導入支援などで初期費用や月額費用または年額費用がかかるケースはあります。

パートナーによっては独自のキャンペーンや割引などを用意していることもあり、逆にコストメリットを提示してくれる可能性もあるでしょう。

アプリ開発を依頼できる

kintoneのよくある失敗として、アプリ開発が思ったように進まないということがあります。

kintoneはノーコードでアプリ開発ができる非常に便利なツールですが、パッケージのシステムなどに比べると、どうしてもいちからアプリをつくる工数はかかってしまいます。

また、複雑なシステムを構築しようした場合はさらに労力がかかり、業務の傍らで地道にアプリ開発を進めていたら、半年・1年と時間が過ぎてしまっていた…なんてことも少なくありません。

kintoneのようなツールは社内浸透にも時間がかかるため、できればアプリ開発は早めに済ませたいところです。そんなときに頼れるのがパートナーです。

開発・構築に対応できるパートナーであれば、自社の環境や実現したいことなどからアプリ開発を代行してくれます。

自社に合ったプラグインを提案してもらえる

kintoneは、やり方次第であらゆる業務システムを構築できますが、痒いところに手が届かないこともあります。そんなときに便利なのがプラグインです。

プラグインを利用すれば、kintoneと自動連携できるフォームが作成できたり、kintoneの情報をもとに見積書や申込書などの帳票を出力できたりと、できることが広がります。

プラグインはサイボウズから直接契約することはできず、パートナーから契約することになります。プラグインを取り扱っているパートナーであれば、自社がkintoneで実現したいことに対して、どのようなプラグインが適しているのかを提案してくれます。

サポートサービスが充実している

kintoneは、導入後にいかに運用していくかが重要です。しかし、そこには疑問やトラブルがつきものです。

サイボウズ直接契約の場合でも、電話・メールでのサポートや使い方に関する動画・資料などが充実していますが、パートナーはさらに伴走支援やトレーニング、保守代行まで対応するサービスもあります。

CyPN Reportで評価されているパートナーであれば実績もより豊富なため、他社事例などをもとにした実地なサポートを受けられるでしょう。

別サービスと比較できる

kintoneはさまざまな業務アプリを作成できる汎用的なツールですが、要件によってはパッケージのシステムの方が適しているケースもあります。

サイボウズの他製品、あるいは全く別の類似サービスを提供できるパートナーに相談すれば、自社の課題や要望に対して、そもそもkintoneがベストなのかというところまで回答してくれる可能性もあります。

自社だけで判断しようとすると、どうしても視野が狭くなりがちです。複数のサービスを比較検討し、それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明してくれるパートナーがいれば、より納得感を持ってkintoneを導入できるでしょう。

パートナー経由でkintoneを利用するデメリット

ここまでメリットばかりをお伝えしてきましたが、もちろん良いことばかりではありません。パートナーのデメリットについてもご紹介します。

パートナーの向き不向きがある

ひと口にパートナーといっても、スタイルや得意領域、対応範囲はさまざまです。

  • 販売のみで開発は対応していないパートナー
  • 開発のみで販売は対応していないパートナー
  • エンタープライズなどへの大規模導入を得意としているパートナー
  • 中小企業への導入やサポートを得意としているパートナー
  • 多様なプラグインを取り扱っているパートナー
  • 連携サービスも取り扱っているパートナー

など、自社に合ったパートナーを選べなければそれぞれデメリットになり得ます。

例えば、カジュアルに相談できる販売パートナーを探していたのに開発を中心とするパートナーに相談してしまうと、サイボウズのカスタマーサポートを案内されてしまうかもしれません。

逆に、アプリ開発を外注したかったのに販売に特化したパートナーに相談してしまうと、対応してくれなくて困ってしまう可能性が高いです。

ユーザーの増減が柔軟性に欠ける

サイボウズ直接契約の場合、「cybozu.com共通管理」や「サイボウズドットコム ストア」からいつでも好きなときにユーザーの追加発注ができます。

一方パートナーの場合、cybozu.com共通管理でのユーザー追加作業の前に、必ずパートナーに依頼して手続きをする必要があります。手続きの内容はパートナーによってさまざまですが、場合によっては都度書面でのやりとりを要するケースもあるでしょう。

また、パートナーは基本的に営業時間内にユーザー追加発注の手続きを行うため、自社kintone環境への反映までには数営業日かかることもあります。「今日入社した社員の分のユーザーがすぐに欲しい」といった要望には即座に対応してもらえない可能性がある点は、デメリットとして理解しておきましょう。

さらに、ユーザーの“減数”に関してはより柔軟性に欠けるパートナーも少なくありません。

kintoneのオフィシャルパートナー一覧が見られる「パートナーを検索する」

パートナーのメリット・デメリットを理解できたら、実際に自社に合ったパートナーを探す必要があります。

パートナー探しに役立つひとつのツールが、サイボウズが公式に用意している「パートナーを検索する」です。ここには、サイボウズが公式に認定したオフィシャルパートナーがリストアップされており、さまざまな条件で検索することができます。

サイボウズのパートナーネットワーク
partner.cybozu.co.jp
サイボウズのパートナーネットワーク

「パートナーを検索する」でkintoneのオフィシャルパートナーを探す方法

「パートナーを検索する」では、自社に合ったパートナーを効率的に見つけるための機能が用意されています。

絞り込みの種類

キーワードで検索

自由検索で絞り込める

条件から検索

以下の条件で絞り込める

  1. 相談したい製品
  2. 導入形態と相談したいメニュー
  3. 商談形式
  4. 都道府県

参照:パートナーを検索する | サイボウズのパートナーネットワーク

kintoneのオフィシャルパートナーを探す方法

①まずは、「相談したい製品」から「kintone」を選択します。

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②次に、「導入形態と相談したいメニュー」から希望するものを選択します。

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③次に、「商談形式」から「訪問」または「オンライン」を選択します。

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④最後に、「都道府県」から希望するエリアを選択します。

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「検索する」をクリックすると、指定した条件のパートナーが表示されます。一覧を確認しながら、自社に適したパートナーを見つけてみましょう。

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自社に適したkintoneのパートナーを選ぶには?

「パートナーを検索する」で候補をいくつか見つけたら、次はいよいよ「どのパートナーが自社に最適か」を見極めます。選び方について、以下の5つのポイントをチェックしてみてください。

  • CyPN Reportの評価
  • プラグインや連携サービスの充実性
  • パートナーの得意分野

CyPN Reportの評価

前述の通り、サイボウズのオフィシャルパートナーはCyPN Reportという制度で評価を受けています。

コンサルティングパートナー

セールス部門

製品の提案・導入支援等の販売活動を行うパートナー

インテグレーション部門

開発・構築・コンサルティング・教育等の役務活動を行うパートナー

プロダクトパートナー

アライアンス部門

サイボウズ製品と連携する独立サービス

エクステンション部門

サイボウズ製品の拡張機能を提供する連携サービス

提案や導入支援を重視したいなら「セールス部門」、開発や構築を重視したいなら「インテグレーション部門」といった具合に、自社が要望に沿った部門で評価されているかどうかは大きな判断基準になります。

CyPN Reportでは「クラウド製品新規サブドメイン数」や「顧客満足度」「役務件数」「事例提供数」などを評価軸としているため、ここで評価の高いパートナーは実績も豊富であることが伺えます。

できれば最高評価である三つ星(★★★)がおすすめですが、一つ星(★)・二つ星(★★)でも十分信頼できるでしょう。

プラグインや連携サービスの充実性

kintoneの導入を検討していくなかでは、実現したいことの全てがkintoneでは叶わないというケースも少なくありません。また、運用を始めてからも新たなニーズは出てくるでしょう。

そんな時、それらのニーズを満たせるプラグインや連携サービスを取り扱っているパートナーであれば、スムーズに相談できます。

将来的な拡張性も見据えて、kintoneだけでなく、自社のIT環境をトータルでサポートしてくれるようなパートナーを選んでおくと、長く頼れるパートナーになるでしょう。

パートナーの得意分野は必ずチェック

前述の通り、パートナーによってスタイルや得意領域、対応範囲はさまざまです。自社が抱える課題や実現したいことに対応してくれそうかどうかは、必ず確認しましょう。

kintoneのカジュアルな相談先をお探しならUSEN Smart Worksへ

「情シスマン」を運営するUSEN Smart Worksは、法人向けにkintoneを提供しています。kintoneに導入や運用に際して「まずはカジュアルな相談先が欲しい」という方はぜひ一度ご相談ください。

USEN Smart Worksは…

  • CyPN Report 2025のセールス部門で三つ星(★★★)評価
  • クラウド版サイボウズ製品をすべて提供可能
  • プラグインや連携サービスを多数ラインアップ
  • さまざまなパートナーと連携

CyPN Report 2025のセールス部門で三つ星(★★★)評価

USEN Smart Worksは、サイボウズのオフィシャルパートナーに認定されています。

株式会社USEN Smart Works(U-NEXT.HD) | サイボウズのパートナーネットワーク
partner.cybozu.co.jp
株式会社USEN Smart Works(U-NEXT.HD) | サイボウズのパートナーネットワーク

また、CyPN Report 2025のセールス部門では三つ星(★★★)を獲得しました。

サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度「CyPN Report 2025」セールス部門で最高評価の三つ星を獲得
USEN&U-NEXT GROUPの株式会社USEN Smart Worksは、サイボウズ株式会社のオフィシャルパートナー評価制度「Cybozu Partner Network Reportのセールス部門で、最高評価となる三つ星を獲得したことをお知らせします。
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クラウド版サイボウズ製品をすべて提供可能

USEN Smart Worksは、kintoneのほかクラウド版の「サイボウズ Office」「Garoon」「メールワイズ」を取り扱っています。サイボウズ製品それぞれのご紹介や比較、一括提供が可能です。

プラグインや連携サービスを多数ラインアップ

USEN Smart Worksは、kintoneのプラグインや「LINE WORKS」「クラウドサイン MAKE for kintone」「マネーフォワード クラウド」「Bill One」などの連携サービスも多数取り扱っており、お客様の課題やご要望に応じて最適なサービスをご提案します。

さまざまなパートナーと連携

USEN SMart Worksはkintoneの販売や提案を得意としていますが、さまざまなパートナーと連携することで開発や構築にも対応可能な体制を整えています。

お客様ごとに最適なパートナーをご案内します。

まとめ

kintoneの導入やパートナーの乗り換えを検討する際には、パートナー選びが非常に重要です。サイボウズ直接契約との違いやメリット・デメリットを理解した上で、自社に合ったパートナーを探してみましょう。

この記事を読んでUSEN Smart Worksに興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にご相談ください。

kintoneのパートナーをお探しの方はこちら

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