2026.09.18
Windows 11 の更新プログラム適用でドメイン信頼関係に関する障害が判明
Microsoft は米国時間の2026年9月16日、Windows 11 のセキュリティ更新プログラム KB5124008 の適用後に、ドメイン参加端末がドメインとの信頼関係を失う既知の問題を公開しました。対象は Windows 11 24H2、25H2、26H1 で、有効なドメイン資格情報を入力してもサインインできず、「ドメインとの信頼関係の確立に失敗した」旨のメッセージが表示されるとしています。
今回の不具合は、更新プログラムの適用によって、「マシンID分離( Machine Identity Isolation )」の機能が実際に動作する仕様へ変更されたことが原因です。この機能は Windows Server 2025 以上のドメイン機能レベルでのみサポートされているため、マシンID分離の強制モードが設定されつつもドメイン側の要件を満たしていない環境で本問題が発生しています。回避策としては、同設定を無効化して再起動し、Test-ComputerSecureChannel -Repair でコマンドを実行してセキュアチャネルを修復する手順が案内されています。
Domain-joined devices might lose their secure trust relationship with the domain|Microsoft
learn.microsoft.com

企業向けのアドバイス
- KB5124008 は、ドメイン参加端末の一部で先に検証してから全社に展開するのを推奨します。
- 展開前に、各端末のローカル管理者のパスワードを確認しておいてください。
- 更新後にドメインへサインインできなくなったら、Microsoft の回避策どおり「マシンID分離」を無効化して再起動し、セキュアチャネルを修復してください。
掲載されているアドバイスはあくまで参考情報です。サイトのご利用にあたってをご覧のうえ、ご活用ください。
執筆者

サイバーセキュリティラボ 編集部
サイバーセキュリティラボとは、中堅・中小企業がセキュリティの課題を理解し適切な対応をとれるよう支援するため、USEN&U-NEXT GROUPのUSEN ICT Solutionsに設立された情報発信の組織です。サイバーセキュリティラボ 編集部には、セキュリティエンジニアやネットワークエンジニア、セキュリティサービスを販売するセールスなど、さまざまなメンバーが在籍しています。
