2026.08.06
米上下水道の制御機器がサイバー攻撃を受け一時運用に支障
連邦捜査局(FBI)と環境保護庁(EPA)は米国時間の2026年7月27日以降、米国の少なくとも7つの州の上下水道事業会社から制御機器を標的にしたサイバー攻撃の報告を受け、一部で水道事業に支障が出ているとして共同で警告を公開しました。被害の対象は特定のメーカー製機器に留まらず、他のブランドの PLC 機器を利用する組織にも注意喚起が行われています。
手口としては、インターネットに接続された Rockwell Automation 製のプログラマブルロジックコントローラー(PLC)にリモートアクセスし、設定情報を改ざんするというものです。攻撃者は機器のIPアドレスやパスワードを変更することで施設側の監視や制御の機能を奪い、水圧低下や浸水などの実質的な被害を引き起こしたとされています。
こうした脅威の背景にあるのが、本来は外部から保護されるべき制御機器が、インターネットに直接公開されていた点です。ファイアウォール等の対策が不十分なまま脆弱なネットワーク構成で運用されていたため、悪意のある攻撃者による遠隔からの不正操作を許す結果になったとみられています。
Malicious Cyber Actors Targeting Water and Wastewater Sector Internet- Facing Programmable Logic Controllers, Causing Operational Disruptions|Federal Bureau of Investigation
www.fbi.gov
企業向けのアドバイス
- 本来公開されるべき機器が外部公開されていないか、社内ネットワークにつながっている機器(NAS・カメラ・ルーター・複合機など)を洗い出して把握してください。
- 機器の管理画面が外部のインターネットから直接アクセスできる状態になっていないか確認してください。
- 初期パスワードのまま運用している機器がないか、この機会に見直してください。
掲載されているアドバイスはあくまで参考情報です。サイトのご利用にあたってをご覧のうえ、ご活用ください。
執筆者

サイバーセキュリティラボ 編集部
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