2026.08.26
ランサムウェアグループ「Medusa」による重要インフラなど500以上の組織への侵入が判明
米国国土安全保障省のサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は米国時間の2026年8月18日、ランサムウェアグループ「Medusa」が、2021年6月以降で米国内の500以上の重要インフラ組織等に侵入していたことを、連邦捜査局(FBI)などと共同で発表しました。被害は医療や政府サービス、製造など複数の重要インフラ分野で、多岐にわたる影響を及ぼしているとのことです。
手口としては、初期アクセスブローカー(IAB)と呼ばれる外部の犯罪者からネットワークへの侵入権利を買い取り、システムに侵入するというものです。攻撃者はシステムを暗号化するだけでなく、盗み出したデータを公開すると脅して身代金の支払いを迫る闇サイト等を利用し、被害者を執拗に脅迫するとされています。
こうした脅威の背景にあるのが、侵入の足がかりとなるシステムの安全対策の遅れです。攻撃者はセキュリティが脆弱なシステムを機械的に探して侵入権利を転売するため、自社のセキュリティ対策不足が結果的に巨大な犯罪集団を呼び込む引き金になり、被害を芋づる式に広げてしまう点が根本的な問題とされています。
CISA:Medusa ransomware hit over 500 critical infrastructure orgs|Bleeping Computer
www.bleepingcomputer.com

企業向けのアドバイス
- システムの脆弱性を防ぐため、PCやソフトウェアのアップデートをこまめに実行することをおすすめします。
- 万が一の侵入に備え、一部の被害が組織全体に広がらないよう、社内ネットワークや重要データへのアクセス制限をご検討ください。
- なりすましや不正ログインを防止するため、各システムのアカウントに多要素認証(スマートフォン等による二重ロック)を導入してください。
掲載されているアドバイスはあくまで参考情報です。サイトのご利用にあたってをご覧のうえ、ご活用ください。
執筆者

サイバーセキュリティラボ 編集部
サイバーセキュリティラボとは、中堅・中小企業がセキュリティの課題を理解し適切な対応をとれるよう支援するため、USEN&U-NEXT GROUPのUSEN ICT Solutionsに設立された情報発信の組織です。サイバーセキュリティラボ 編集部には、セキュリティエンジニアやネットワークエンジニア、セキュリティサービスを販売するセールスなど、さまざまなメンバーが在籍しています。
