2026.10.29
CISA が既知の悪用された脆弱性カタログにPHPの重大な脆弱性2件を追加
2026年10月26日、米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は実際に悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)にPHPの新たな脆弱性2件を追加しました。連邦政府機関に対して迅速な修復を義務付けるとともに、すべての組織に向けリスクに基づく脆弱性管理の徹底を促しているとのことです。
悪意のある攻撃者がPHPのメモリ破損や内部リクエスト状態の欠陥を突き、遠隔から不正なコードを実行したりシステムを侵害したりする手法が想定されます。特にWebサーバー等でWebアプリケーション基盤としてPHPを運用している環境全般が主な標的になるとされています。
この脆弱性で根本的な問題となっているのが、プログラムにおけるメモリ管理の不備や内部処理状態の管理欠陥といった基本的な実装上の弱点です。攻撃者にシステムの完全な制御を許す重大なリスクに繋がるとして即時パッチ適用が呼びかけられています。
CVE番号 | 不具合の内容 | 深刻度(CVSS v4.0) | 悪用された場合 |
|---|---|---|---|
CVE-2026-41709 | PHPのメモリ破損の脆弱性 | 2.7 | ログに記録されないまま特定の操作を実行する可能性 |
CVE-2026-109619 | PHPの内部リクエスト状態の脆弱性 | 9.2 | リモートコード実行(RCE)につながる可能性 |
CISA Adds Two Known Exploited Vulnerabilities to Catalog|CISA
www.cisa.gov
企業向けのアドバイス
- 現在利用しているPHPなどのシステム基盤に脆弱性がないか確認し、速やかに最新の安全なプログラムへアップデートを行いましょう。
- 自社のWebサーバー上で稼働するシステムやアプリケーションの安全性を定期的に確認し、リスクの早期発見・対応に努めましょう。
掲載されているアドバイスはあくまで参考情報です。サイトのご利用にあたってをご覧のうえ、ご活用ください。
執筆者

サイバーセキュリティラボ 編集部
サイバーセキュリティラボとは、中堅・中小企業がセキュリティの課題を理解し適切な対応をとれるよう支援するため、USEN&U-NEXT GROUPのUSEN ICT Solutionsに設立された情報発信の組織です。サイバーセキュリティラボ 編集部には、セキュリティエンジニアやネットワークエンジニア、セキュリティサービスを販売するセールスなど、さまざまなメンバーが在籍しています。
