プロフィール
中小企業のIT活用を支援する低料金のオールインワン型ネットワークアウトソーシングサービス「beat」を提供
富士ゼロックス株式会社様(以下富士ゼロックス)では中小企業のIT活用を支援する低料金のオールインワン型ネットワークアウトソーシングサービス「beat」を提供。専任のIT担当者がいなくても、メール管理やセキュリティ、グループウェア等のビジネスに必要なITサービスの活用ができ、ウイルス定義ファイルの更新やメンテナンスといった保守管理まで行ってくれます。不具合をすばやく察知し安定したサービスを提供するにはユーザーと同社を結ぶ質の高い回線が必要です。
「beat」は契約者の社内ネットワークと接続される独自技術ファイアウォール機能を搭載した「beat-box」、「beat-box」や回線状況をリモートで監視、さらにウイルス定義ファイルやソフトウェアの更新を代行する「beat-noc」(ネットワークオペレーションセンター)、ホームページとメールの送受信を行う「beat/idc」(インターネットデータセンター)、ユーザーからの問い合わせや万が一のトラブルの対応窓口となる「beatコンタクトセンター」から構成されています。
課題や背景
USENの光ファイバをバックアップ回線に採用
「独自でインターネット環境を整備しようとすると専任のシステム管理者が必要になりますし、ウイルスや不正アクセスへの対応も必要です。『beat』ではネットワークが必要とする運用維持管理を代行するため、セキュアな環境を利用できます。また、『beat-box』のバックグラウンドとなる『beat-noc』と『beat/idc』、『beatコンタクトセンター』は『beat』の心臓部。各センターを結ぶ回線には高い信頼性と性能が要求されます」
「beat」サービスにとって重要な機能を持つコンタクトセンターの回線は当初1本だけでしたが、より安全なネットワーク環境を構築するため、バックアップ用の回線を導入し、回線を二重化することになりました。
「サービスを開始した時は光ファイバが普及しておらず、どの回線事業者でも通信回線はNTTさんのものを使うしか方法はありませんでした」
バックアップ回線はメイン回線と別の回線網を持つ回線事業者でなければ、安全とはいえません。そこで独自の回線を持つUSENの光ファイバを選択。ただし、当初はバックアップ回線として導入、トラブル時での利用を考えていたため、ほとんど使っていなかったとのことです。
導入のポイント
回線速度に高い評価。メイン回線に移行
バックアップ回線の設置により、回線の安全性は高まりましたが、ユーザーが増えるにつれ、今度は回線速度の見直しが必要になってきました。「オペレーターが増え、データが増えるにつれ、回線速度が遅くなってきたのです」
そこでメインで使っていた回線とバックアップ回線「光ビジネスアクセス」の速度測定を行います。
「USENさんの方が3~4倍は速かったんです。びっくりしました。よりパフォーマンスの高い回線を使うのは当然です。すぐに『光ビジネスアクセス』をメイン回線に切り替えました」
回線速度が向上したので、コンタクトセンターで処理するメールの量も圧倒的に増えたそうです。
「USENさんの回線に切り替える前までは1時間に500通ぐらいのメールを受け取っていましたが、今は1時間に4000通のメールを受信しています。前の回線と比べると桁違いに処理能力が上がりました」
絶対に止まってはいけないネットワークだからこそ選ばれた「光ビジネスアクセス」。ITのプロもその品質を認めているのです。
※本導入事例に記載されている内容は2005年5月現在のものです。