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ANAファシリティーズ初のシェアオフィス事業「ANA WORK CABIN」を支えるICTインフラとは

ANAファシリティーズ初のシェアオフィス事業「ANA WORK CABIN」を支えるICTインフラとは

インターネット回線LAN構築セキュリティオフィス環境ネットワークを見直したい
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ANAファシリティーズ株式会社

不動産・ファシリティマネジメント・保険業

会社名
ANAファシリティーズ株式会社
設立
2005年12月2日
代表者
代表取締役社長 近藤 博之
本社所在地
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-14-1フロントプレイス日本橋
資本金
1億円
従業員数
179名(2025年4月1日時点)
URL

ANAファシリティーズ株式会社:https://www.anaf.co.jp/
ANA WORK CABIN:https://www.anaskyconnect.com/anaworkcabin/

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会社プロフィール

空のあんしんを地上にも

ANAグループが展開するライフバリュー事業の一角として、不動産からファシリティマネジメント、保険まで幅広く手がけるANAファシリティーズ。1961年の創業以来60年以上にわたって実績と経験を重ね、空港関連施設の課題解決やANAマイレージクラブ会員向けの保険販売などをワンストップで提供してきた。近年はマンションの自社開発やアセットマネジメント事業、シェアオフィス事業など、より対外的・多角的に事業を拡大しており、まさにANAグループが培ってきた「あんしん」を「地上」の領域で社会に届けている。

ANAファシリティーズ初のシェアオフィス事業「ANA WORK CABIN」

ご担当

竹村 幸一郎 氏

不動産事業部 SLPM課

飯野 貴之 氏

不動産事業部 SLPM課

瀬川 祐生 氏

不動産事業部 SLPM課

御社の事業を簡単に教えてください。

当社は1961年に「大阪航空ビルディング株式会社」として、ANAグループ初の関連会社として設立されました。設立当初は保険代理店事業と、不動産事業としてANA(全日本空輸)のチケット販売センターが入居するビルの賃貸管理業を開始しました。その後、60年以上にわたる事業の拡大・変遷に伴い商号を「全日空ビルディング株式会社」「ANAファシリティーズ株式会社」へと改名し、現在は不動産・ファシリティマネジメント・保険という3つの事業を柱として事業拡大に取り組んでいます。

不動産事業については近年特に注力している印象をうけました。

かつて当社の事業は、ANAグループ従業員向けの社宅管理や空港関連施設のサポートなどANAグループ内のニーズに応えるものが中心だったのですが、長い歴史のなかで、徐々にその経験やノウハウをANAグループ外にも積極的に提供するようになりました。

この対外的な価値提供を推し進める決定打となったのが、コロナ禍においてANAグループ全体としてライフバリュー事業に注力するという方針が示されたことです。まさにその一つとして位置づけられたのが、当社が展開してきた不動産事業でした。

その最たる例が、マンションのサブリース・賃貸管理などの経験を活かしたマンションブランド「BlancCiel」の自社開発開始や、アセットマネジメント受託事業の第一号「エルオージェイ1」です。

※ANAグループが経営方針で示している、エアライン事業以外の日常生活に寄り添った事業

BlancCiel|ANAファシリティーズの賃貸マンションブランド
www.anaf.co.jp
エルオージェイ1|ANAファシリティーズ株式会社
www.anaf.co.jp

シェアオフィス「ANA WORK CABIN」も、そういった流れで始まった事業なのでしょうか?

不動産事業への注力を進める中で、南海電気鉄道株式会社様の事業として、なんばに新築オフィスビル「ANAスカイコネクトなんば」を建設する計画が持ち上がり、そのビルを一棟借り上げる当社でも「ANA WORK CABIN」の構想が始まりました。

多様な人々が集い、ビジネスと文化が交流するなんばの特性に着目し、この地におけるシェアオフィス事業に大きな可能性を見出したことが、「ANA WORK CABIN」の実現へと繋がりました。

チャレンジ企業・スタートアップ企業を「ANA WORK CABIN」から世界へ

オフィスビル「ANAスカイコネクトなんば」は、どのようなコンセプトで進められたのでしょうか?

「ANAスカイコネクトなんば」は9つのフロアから成っています。1Fが「タリーズコーヒー」、2Fが「28LEFT TRAVELER’S LOUNGE」、3F・4Fがシェアオフィス「ANA WORK CABIN」、5F〜9Fが賃貸オフィスの「Business Floor」です。

ビル建設の計画が進む中で、1Fから4Fの低階層はANAグループらしさを表現したいという話が持ち上がりました。1Fはタリーズコーヒージャパン株式会社様とANAのコラボグッズを購入できる特別なタリーズコーヒーを出店していただきました。また、2Fには神戸フライトシミュレーターセンター「テクノバード」を運営している株式会社トゥーエイトレフト様を誘致し、ボーイング737MAXのフライトシミュレーターが体験できる「28LEFT TRAVELER’S LOUNGE」をオープンしています。

「ANA WORK CABIN」にもANAグループらしさは反映されていますか?

もちろんです。3Fと4Fではコンセプトを分けており、3Fは空港のようなラウンジ空間、4Fは滑走路をモチーフにしたスタイリッシュな空間を提供しています。

3F 空港のようなラウンジ空間
3F 空港のようなラウンジ空間
4F 滑走路をモチーフにしたスタイリッシュな空間
4F 滑走路をモチーフにしたスタイリッシュな空間

お客様にご入居いただく各室を“CABIN”と呼んでおり、全21室をご用意しています。そのほかにも、シェアオフィスらしいコワーキングスペースや会議室もご利用いただけます。

また、当社は東広島市内で「ANAファシリティーズの森林づくり(ANAForest)」という森林づくり活動を推進しているのですが、そこで育った間伐材を利用したテーブルやカウンターをインテリアに散りばめており、ANAファシリティーズらしさを表現できているかと思います。

「ANAForest」の間伐材が使われているカウンター
「ANAForest」の間伐材が使われているカウンター
「ANAForest」の間伐材が使われている受付
「ANAForest」の間伐材が使われている受付

改めて、シェアオフィス「ANA WORK CABIN」が提供する価値を教えてください。

「ANA WORK CABIN」は、「小さな部屋“CABIN”からチャレンジ企業・スタートアップ企業が事業を拡大し、世界に羽ばたく企業になって欲しい」というコンセプトを掲げています。

チャレンジ企業・スタートアップ企業の方々が利用しやすいよう、2名から5名用の小さなオフィスを用意しており、 ここから全国、そして世界へと羽ばたいていただきたいという願いを込めています。そのほかにも、大企業のプロジェクト単位でのご利用や、大学の研究室・ゼミといった短期のニーズにも応えられるよう、1ヶ月からご契約可能です。

ANA WORK CABIN|ANA スカイコネクトなんば
www.anaskyconnect.com
ANA WORK CABIN|ANA スカイコネクトなんば

シェアオフィスのICTインフラをトータルでおまかせ

ワンストップ対応と実績が決め手

今回、「ANA WORK CABIN」のICTインフラをUSEN ICT Solutionsにおまかせいただいた経緯を教えてください。

もともと、同じくUSEN&U-NEXT GROUPであるUSEN TRUSTさんに「ANA WORK CABIN」の家賃保証に関するご相談をしていました。お話を進めるなかで、ICTインフラにも対応できるということで紹介を受けたのが、USEN ICT Solutionsさんでした。

家賃保証サービス【公式】 | 株式会社USEN TRUST
usen-guarantee.jp
家賃保証サービス【公式】 | 株式会社USEN TRUST

当社が今回のプロジェクトで抱えていた課題は、ICTインフラをいちから手配した経験がなかったこと、そしてスケジュールが非常にタイトだったことでした。ステークホルダーが増えるほど余計な手間と時間がかかってしまうため、依頼するパートナーの数はできるだけ絞りたかったのが正直なところです。

USEN ICT Solutionsさんは実績も豊富で、インターネット回線からネットワーク機器、LAN配線、スマートロックまでワンストップで対応できる点が魅力的だったため、依頼を決めました。

シェアオフィスに耐えられる安定したネットワークを構築

ネットワークの構築において、特に重視した点は何でしたか?

昨今の企業活動において快適なインターネット環境は非常に重要です。入居者様の満足度に直結するため、インターネット回線やWi-Fiの品質は重視しました。ANAグループではお客様の満足度に徹底的にこだわっており、その安心感を損なわないためにも、通信が遅い・途切れるといったことはないようにしたいと考えていました。

構築したネットワークはいかがでしょうか?

導入したインターネット回線が法人向けに特化したサービス「プレミアインターネット」ということで安心感がありますし、回線の冗長化など当社では気づけない専門的なご提案を頂けたのもありがたかったです。

また、「ANA WORK CABIN」の運営においてはICTインフラの専任担当を設けていないので、UTMやアクセスポイントのサポート・トラブル対応を代行してくれるマネージドサービスは非常に心強いです。

できる限りの可用性を持たせた上で、何かあった際にも安心できる体制を整えられたと感じています。

「ANA WORK CABIN」のネットワーク概略図
「ANA WORK CABIN」のネットワーク概略図

workhubで各室のセキュリティを担保

今回、ネットワークとは別にスマートロックのご相談も頂きました。

企業にとってセキュリティ対策は非常に重要ですが、シェアオフィスは入居者様同士の距離が近くなるため、各室の物理的なセキュリティはより重視されます。計画を進める中では手動錠でも良いのではないかという議論もありましたが、やはり時代的にもユーザビリティ的にもスマートロックを導入したいという話になりました。

そんな中でUSEN ICT Solutionsさんにご紹介いただいたのが、入退室管理や無人受付、顔認証システムなどの一元管理が可能な「workhub」でした。

workhubを採用された理由を教えてください。

各室にスマートロックを設置できた点と、ICカードに対応していた点が理由です。ビルのセキュリティカード(ICカード)とworkhubを連携させることで、シームレスな入退室が実現できています。

また、USEN ICT Solutionsさんには既にネットワーク周りもお願いしていたので、工数面・コスト面で融通が利きやすかったのも大きな理由です。他社サービスも当然検討していましたが、結果的にはUSEN ICT Solutionsさんにトータルでおまかせすることになりました。

ちなみに今回は、workhubのなかでもスマートロックである「bitlock」を導入しました。当初は無人受付や会議室予約のメニューもご提案いただきましたが、必要な機能を柔軟に取捨選択できる点も魅力でした。

「ANA WORK CABIN」では、有人のコンシェルジュが受付や会議室予約に対応しています。コンシェルジュにはANA勤務経験者を配置しており、システマチックなセキュリティとANAグループらしいホスピタリティを融合させた点もこだわりのひとつです。

“CABIN”のドアに設置されたworkhubを解錠する様子
“CABIN”のドアに設置されたworkhubを解錠する様子

タイトなスケジュールにも迅速に対応

USEN ICT Solutionsの対応面に関しての評価はいかがでしょうか?

「ANA WORK CABIN」のプロジェクト自体は、ANAファシリティーズ初の事業ということもあり長い年月をかけて準備してきました。一方で、ICTインフラのパートナー選定や調達を行う際にはかなり工期が迫っていました。

結果的に、USEN ICT Solutionsさんには短い期間でネットワークの構築やスマートロックの設置をお願いすることになったのですが、お見積もりから納品に至るまで迅速にご対応いただきました。

シェアオフィスのICTインフラをいちから手配するというのは当社としても初めての試みだったため、知見の豊富なUSEN ICT Solutionsさんにおまかせできて良かったと思っています。

「ANA WORK CABIN」のさらなる拡大

今後の展望や、USEN ICT Solutionsへ期待することを教えてください。

「ANA WORK CABIN」はさらに全国へ広げていきたいと考えていますが、事業を拡大していく上では当然新たなICTインフラの構築が必要になります。USEN ICT Solutionsさんにはぜひ早い段階からご相談させていただこうと思っていますので、また良いご提案を期待しています。

また、「ANA WORK CABIN」をご利用いただくチャレンジ企業・スタートアップ企業と USEN GATE 02 で展開されるようなICTサービスは親和性が高いため、なにかコラボレーションのようなことができたら面白いかなと思っています。

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