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2026.03.18

【2026年2月】注目のインシデントニュース|人的ミス5選

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サイバーセキュリティラボでは、サイバーセキュリティに関する事件や事故のニュースを日々取り上げています。2026年2月も様々な種類のインシデントが発生しました。今月は人的ミスのインシデント事例を5つピックアップしてまとめています。

※本記事の内容は各社・各団体の発表当時の情報です。
※本記事はサイバーセキュリティに関する啓発や考察を目的としています。特定の企業・団体を批判する意図は一切ありません。

流通科学大学

  • 教職員用ファイルがアカウント保持者全員から閲覧可能な状態に。
  • 学外からはアクセスできない仕様のため、外部への情報の漏えいや悪用は未確認。
  • 全教職員への教育の再実施および管理体制の強化を図る方針。

流通科学大学は2026年1月31日、クラウドサービスの設定ミスにより、特定の教職員のみで共有すべきファイルが、学内アカウントを持つ全学生・教職員から閲覧可能になっていたと公表しました。1月20日の事態判明後、同大学は速やかに閲覧制限の設定を変更しています。該当サービスは学外からアクセスできない仕様であるため、外部への情報漏えいや悪用は確認されていません。事後対応として、大学は文部科学省や個人情報保護委員会への報告、対象者への個別謝罪を実施しました。再発防止のため、全教職員に対し個人情報の取り扱いに関する教育を再度徹底し、管理体制の強化を図る方針を示しています。

流通科学大学、クラウド設定ミスで学生の個人情報が学内で閲覧可能に
流通科学大学は2026年1月31日、同大学で利用しているクラウドサービスの設定ミスにより、特定の教職員のみで共有されるべきファイルが、学内アカウント保持者から閲覧可能な状態になっていたことを公表しました。
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本学学生の個人情報の漏えいのおそれに関するお詫び|流通科学大学
www.umds.ac.jp
本学学生の個人情報の漏えいのおそれに関するお詫び|流通科学大学

農林水産省

  • 職員およびその家族計4,571人分の個人情報が外部に漏えい。
  • 流出情報の悪用による被害は確認されていない。
  • 個人情報管理の徹底と職員研修の実施により再発防止に努める方針。

農林水産省は2026年1月23日、税務関係事務処理において提出先メールアドレスの誤提示により、一部職員およびその家族計4,571人分の個人情報が外部のメールサーバーに漏えいしたと公表しました。漏えいしたデータには氏名や住所のほか、マイナンバーや源泉徴収税額等の重要な個人情報が含まれています。公表時点において流出した情報を悪用された被害は確認されていませんが、同省は事態を重く受け止め、個人情報の管理徹底や職員への研修を通じた再発防止策を実施する方針を示しています。

農林水産省でメール誤送信、職員及び家族4,571人分のマイナンバー含む個人情報が漏えい
農林水産省は、メールの誤送信により、一部職員及びその家族の個人情報が漏えいしたことを2026年1月23日に公表しました。
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職員の個人情報の漏えい事案の発生について|農林水産省
www.maff.go.jp

総務省

  • アンケート回答者の個人情報と企業情報が漏えい。
  • 委託先がアンケート回答用のWebサイト作成時にログイン管理の設定を誤ったことが原因。
  • Webサイトの閉鎖と謝罪を行い、状況把握のための調査や再発防止策を実施する方針。

総務省は2026年2月6日、「令和7年度放送コンテンツ製作取引実態調査」のアンケート用Webサイトにおいて設定ミスがあり、回答者の個人情報および企業情報が漏えいしたと公表しました。委託先がログイン管理の設定を誤ったため、回答者がログインした際に別企業の担当者が一時保存した回答ページが表示される状態になっていたことが原因です。事態の発覚後、同省はただちに当該Webサイトを閉鎖し、調査依頼対象である1,708社に対するお詫びと状況把握のための調査を実施しています。今後は、アンケート回答内容等の厳重な管理と適正な取り扱いを徹底し、再発防止に取り組む方針を示しています。

総務省のWeb調査で設定ミス、回答者の氏名や電話番号等が漏えい
総務省は2026年2月6日、同省が実施する「令和7年度放送コンテンツ製作取引実態調査」のアンケート調査の回答用のWebサイトにおいて設定ミスがあり、回答者の個人情報が漏えいしたことを公表しました。
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放送コンテンツ製作取引実態調査における情報の漏えい|総務省
www.soumu.go.jp
放送コンテンツ製作取引実態調査における情報の漏えい|総務省

公益財団法人茨城県国際交流協会

  • 職員のメール誤送信で、ボランティア申込者1名分の個人情報が漏えい。
  • ボランティア11名宛てのメールに誤って個人情報入りの申込書を添付したことが原因。
  • データ削除と謝罪を行い、複数名での確認や研修で再発防止を図る方針。

公益財団法人茨城県国際交流協会は2026年1月26日、職員のメール誤送信によりボランティア参加申込者1名分の個人情報が漏えいしたと公表しました。同年1月20日、登録ボランティア11名に募集メールを送信した際、誤って氏名や住所等が含まれる申込書を添付してしまったことが原因です。事態発覚後、同協会は同日中に受信者へ該当データの削除を依頼し、情報漏えいの対象者には謝罪を行いました。また、複数名による送信前の確認作業の徹底や職員への再研修も実施し、情報管理体制を強化して再発防止に努める方針を示しています。

公益財団法人茨城県国際交流協会がメール誤送信、ボランティア申込者の個人情報が漏えい
公益財団法人茨城県国際交流協会は、職員によるメールの誤送信により、事業ボランティア申込者の個人情報が漏えいしたことを2026年1月26日に公表しました。
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個人情報漏えいについてのお詫び|公益財団法人茨城県国際交流協会
www.ia-ibaraki.or.jp

JR仙台病院

  • 端末の紛失およびSSDの欠損により、患者6,639名分の個人情報が漏えいした可能性。
  • 欠損したSSDには患者の氏名や疾患名、認知症レベル等の個人情報が保存されていた。
  • 対象患者に個別連絡と注意喚起を実施。

JR仙台病院は、端末本体の紛失やSSDの欠損により、患者計6,639名分の個人情報が漏えいした可能性があると公表しました。2026年2月3日、職員が端末廃棄のためのデータ削除作業を行った際、対象端末のうち複数台紛失や、SSDおよびバッテリーの欠損が判明したことが原因です。欠損したSSD内には、褥瘡リストや診療時間外窓口の利用者に関する氏名、疾患名、患者ID等が含まれていました。同院は院外への情報漏えいの可能性を考慮し、対象患者への個別連絡と注意喚起を実施しています。また、個人情報保護委員会や警察への事象報告を行っており、今後の捜査に協力しつつ、情報管理とセキュリティの強化に努める方針です。

JR仙台病院で端末及びSSDが紛失、6,639名分の個人情報が漏えいした可能性
JR仙台病院は、同院の端末本体の紛失及び一部端末のSSD等の欠損により、患者6,639名分の個人情報が漏えいした可能性があることを公表しました。
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個人情報の紛失に対するお詫びとご報告 |JR仙台病院
jrsendai-hospital.jp

執筆者

中薗 祐也

中薗 祐也

前職でネットワークエンジニアに5年半従事し、大規模プロジェクトにおいて監視から設計フェーズまで一貫した業務を経験。CCNP 等の専門資格を保持し、ネットワーク分野における高い専門知識を保有する。2026年1月、USEN ICT Solutionsにセキュリティエンジニアとしてジョインし、サイバーセキュリティラボの企画運営や記事執筆を担当するほか、社内の新規事業の立ち上げにも参画。ネットワークエンジニアの知見を活かしつつ、セキュリティエンジニアとして日々セキュリティ技術に関する専門知識の習得に邁進している。

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