2025.06.03
ホスピタルサービス、ランサムウェア被害の続報を公表 復旧作業と情報調査を継続中
2025年5月22日、医療用品の総合商社である株式会社ホスピタルサービスは、自社ネットワークが外部からの不正アクセスを受けた件について、新たな情報を公表しました。同社は5月15日にランサムウェアによる被害を確認しており、現在も全面的な調査および復旧作業を継続しているとしています。
ホスピタルサービスによれば、問題の発覚直後に社内に対策本部を設置し、外部の専門家の支援を受けながら原因の調査とシステムの復旧に取り組んでいるとのことです。影響が及ぶ可能性のあるサーバーは一時的に停止され、ネットワークの遮断措置も講じられました。これにより、被害の拡大を防ぐ初期対応がなされたと説明しています。
同社の発表によると、不正アクセスの影響で一時的に停止していた受発注業務や物流に関しては、段階的に復旧が進んでおり、取引先や関係機関への影響を最小限にとどめるよう努力を続けているとしています。
個人情報の流出については、5月22日時点では確認されていないとのことです。ただし、引き続き慎重に調査が行われており、万が一流出が判明した場合には、速やかに報告するとしています。こうした対応から、同社は情報開示において透明性を重視する姿勢を示しています。
また、ホスピタルサービスは「今回の事態を深刻に受け止めている」と述べており、今後も外部の専門家との連携を続けながら、警察などの捜査機関にも随時情報を提供しているとしています。今後は同様の被害を防ぐための対策にも力を入れ、再発防止に向けた取り組みを強化していく方針です。
弊社ネットワークへの不正アクセスに関するお詫びとお知らせ(続報)|株式会社ホスピタルサービス
www.hps-mds.jp