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2025.08.15

ハローワーク飯田橋、求職者情報を別事業者に漏えい 東京労働局が発表

東京労働局は2025年8月7日、飯田橋公共職業安定所(ハローワーク飯田橋)において、求職者1名の個人情報を誤って漏えいしたことを明らかにしました。これは、職員による求人情報の入力ミスが原因であると説明されています。

労働局の発表によると、2025年5月14日に職員が企業Aからの求人申し込みを、管轄内にある名前の似た企業Bの求人と誤って認識し、ハローワークのWebサイトに公開してしまいました。同日、この誤って掲載された求人に対して求職者が応募し、企業Bに「求職者紹介」の通知が送られたことで、該当する求職者1名の氏名が企業Bに漏えいする事態となりました。同局が漏えい事実を把握したのは2025年5月27日とのことです。

東京労働局は、今回の情報漏えいの原因について、社名が似ていたことによる職員の思い込みと、複数の情報を用いて企業を正確に特定する確認作業が不十分であったことを挙げています。また、入力された内容が正しいかどうかを後から検証するためのデータが保存されていなかったことも、問題の一因であると説明しています。

この事態を受け、東京労働局は再発防止策を講じています。飯田橋公共職業安定所では幹部会議が開催され、全職員に対し基本的な業務手順の徹底が指示されました。さらに、求人情報の掲載にあたっては、複数の職員で内容を確認する体制に改められたほか、入力工程のデータを保存する運用に変更されました。加えて、全職員を対象とした個人情報保護に関する緊急点検も実施されており、東京労働局は今後も再発防止策を徹底していく方針を示しています。

飯田橋公共職業安定所における個人情報漏えいについて|東京労働局
jsite.mhlw.go.jp

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