2025.12.10
TAC株式会社で個人情報漏えい、受講生情報含むCSVファイルが約11年間閲覧可能な状態に
TAC株式会社は、Webサーバー上での管理不備により、顧客情報を含むCSVファイルがインターネット上で閲覧可能な状態になっていたことを2025年12月4日に公表しました。
公表によると、2014年7月下旬から2025年11月中旬までの期間、当該ファイルがインターネット上から閲覧可能な状態となっており、 顧客が自身の氏名をインターネットで検索した際に当該ファイルが表示され、同社へ通報したことで発覚したとのことです。 原因は、通常の業務フローとは異なる一時的な取扱いを行った際の作業ミスであり、担当者及び責任者による作業・保管状況の確認不足によるものと見られています。
漏えいした情報は、2013年度税理士試験の合否結果調査に基づく最大1,315人分のデータとされています。 具体的には、氏名、住所(一部351人分)、TAC会員番号、TAC受講地区、受講講師、受講科目、2013年度税理士試験の受験会場、受験番号、受験科目、合格科目、報告コメント、過去の合格科目等の実績、今後の受験予定科目が含まれているとのことです。 なお、受験科目、合格科目等ついては容易に判別できないよう暗号化されているとしています。
同社は、事態発覚後直ちに当該ファイルをWeb上から削除しており、公表時点において本件情報の不正利用による二次被害は確認されていないとしています。 また、全従業員に対し改めて個人情報の重要性と厳格な管理を行うことを周知するとともに、各業務フローの見直しを行い、業務フローに沿った運用及び確認作業を徹底させることで再発防止に努める方針を示しています。
個人情報の漏えいに関するお詫びとご報告|TAC株式会社
www.tac-school.co.jp