2025.06.12
摂南大学 Microsoft Teams のチャット誤送信により個人情報流出 卒業生9,213名が対象
2025年6月6日、摂南大学は2017年度から2022年度までの卒業生および修了生、合計9,213名分の個人情報が、Microsoft Teams のチャット機能を介して誤って送信された事実を公表しました。大学側は、現時点では情報の悪用は確認されていないとしていますが、対象となる卒業生・修了生に対して、順次お詫びの文書を郵送するなどの対応を進めています。
今回の誤送信は、大学の就職部が作成した「先輩就職先情報リスト」において、本来削除すべき個人情報を含むシートが誤って残されていたことが原因です。このリストは後輩学生への参考資料として、2023年8月から2025年5月にかけて複数の学生に提供されていました。
問題が明らかになったのは2025年5月30日。資料を受け取った学生からの相談を受けて調査を行った結果、個人情報を含むファイルの誤送信が確認されました。誤って送られたファイルには、対象者の学籍番号、氏名、フリガナ、学部学科名、性別、生年月日、現住所、電話番号、携帯番号、メールアドレス、進路先、職種などの情報が含まれていました。送信先は既卒生を含む学内の学生122名とされています。
大学側は、問題発覚後直ちに該当ファイルの削除対応を行い、2025年6月5日時点で当該ファイルは閲覧できない状態となっています。今回の事態を受け、摂南大学では再発防止に向けた対策を強化していく方針です。
【重要】卒業・修了生(2017~2022年度)の個人情報流出について(お詫び)| 摂南大学
www.setsunan.ac.jp
