2025.05.28
半導体メーカーローツェ株式会社、子会社でランサムウェア被害、顧客情報含むサーバーが暗号化
半導体関連メーカーであるローツェ株式会社の台湾の子会社RORZE TECHNOLOGY, INCが、コンピューターウイルスの一種であるランサムウェアの被害を受けていたことが分かりました。
ローツェ株式会社によると、インターネットを通じて外部からサーバーに対して不正アクセスされ、ランサムウェアに感染させられたと報告しております。このサーバーには顧客情報や個人情報が保存されていましたが、サーバーが暗号化を受けており、具体的なファイルへのアクセス状況等が解析できず、情報漏えいの有無およびその対象について特定できていないとのことです。
同子会社はウイルス感染が分かった直後に被害を受けたサーバーをネットワークから切り離し、不正に使われたアカウントもすぐに停止し、その後、システムの復旧作業を進め、現在はバックアップデータを使って通常通り業務を行えているそうです。
再発防止のため、会社はネットワークの安全対策を強化し、多段階認証の導入や、サーバーへのアクセス権限の見直し、ファイアウォールの設定強化などを進めていくとのことです。
また現時点で会社全体の業績に大きな影響は出ていませんが、今後新たな情報が分かれば速やかに公表するとしています。
海外連結子会社におけるランサムウェア被害についての続報|ローツェ株式会社
www.rorze.com
