2025.11.17
株式会社パーソル総合研究所の氏名含む個人情報51件が流出した可能性、業務委託先が社内利用するツールの提供元企業で発生した不正アクセスが原因か
株式会社パーソル総合研究所は、データ入力業務を委託している業者にて不正アクセスによるデータの流出が確認されたことを2025年11月14日に公表しました。
この情報流出は、日本アスペクトコア社(以下「NAC」)にて発生したとのことです。NACがデータ入力作業に使用していた、ローレルバンクマシン社(LBM)が提供する入力補助ツール(製品名:Jijilla)が、2025年9月25日に身代金要求を伴う不正アクセスの被害を受けたことが原因とされています。
公表によると、同社が当該報告を受けたのは同年10月10日であり、関係各社と連携して状況把握・詳細調査を実施した結果、同年10月15日に個人情報を含むデータが流出した可能性を示す痕跡が確認されたとのことです。
流出の可能性があると判明した個人情報を含むデータは、同社が実施した「研修終了時にご回答いただいた満足度アンケートを電子化したデータ」51件で、この中にはアンケート用紙の記入者氏名、受講満足度及び研修内容についての意見が含まれているとのことです。ただし、マイナンバーカード情報やクレジットカード情報、生年月日、住所、電話番号、パスワード等の情報は含まれていないとされています。
同社は、公表時点において不正利用等の二次被害は確認されておらず、今後発生する可能性が極めて低いことを説明していますが、再発防止策の徹底と情報管理体制のさらなる強化に取り組む方針を示しています。
弊社委託先が業務利用した外部ツールへの不正アクセスによる情報流出について|株式会社パーソル総合研究所
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