2025.07.08
オリエンタル・ガード・リサーチ関連会社で不正アクセス 取引先情報の一部流出の可能性
株式会社オリエンタル・ガード・リサーチは2025年7月1日、関連会社である株式会社OGRサービスのファイルサーバーに対し、不正アクセスが行われたことを明らかにしました。これにより、一部の取引先関係者の氏名およびメールアドレスが外部に漏えいした可能性があるとしています。
不正アクセスが疑われる事象は、2025年6月27日にOGRサービスの従業員が社内データへアクセスしようとした際に確認されました。その際、通常とは異なる障害が発生し、内部調査の結果、サーバー上のファイルが暗号化されていたことが判明しました。この暗号化が障害の原因とみられ、何者かによる不正なアクセス行為が関与している可能性があるとしています。
現時点での調査によれば、攻撃の対象はファイルサーバーに限定されており、基幹システムやその他の重要なシステムには侵入の痕跡は確認されていないと同社は説明しています。また、外部流出が懸念される情報は、氏名とメールアドレスにとどまっており、その他の個人情報については流出の可能性が低いとしています。
同社は不正アクセスを受けた後、ただちに遮断措置を講じ、ネットワークの監視体制を強化しました。あわせて、被害の全容やアクセス経路などの詳細について調査を進めています。
加えて、オリエンタル・ガード・リサーチは、個人情報保護委員会をはじめとする関係当局への報告を行っており、今後も必要に応じた連携を図るとしています。取引先関係者に対しては、漏えいした可能性のあるメールアドレスを悪用した迷惑メールなどの二次的な被害に警戒するよう呼びかけています。
不正アクセスによる個⼈情報流出の可能性に関するお詫びとご報告|株式会社オリエンタル・ガード・リサーチ
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