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2025.06.20

名古屋大学で教員がサポート詐欺被害、学生・生徒の個人情報漏えいの可能性

名古屋大学は、人文学研究科の教員がサポート詐欺に遭い、教員のパソコンが第三者による不正アクセスを受け、学生・生徒の個人情報が漏えいした可能性があると発表しました。

大学側の発表によると、2025年4月13日、当該教員がパソコンでWebサイトを閲覧中に、突然、警告音とともに「ウイルスを検出した」という警告表示が現れました。表示に従い、記載されていたサポート窓口に電話連絡したところ、第三者による遠隔操作を受け、パソコンが不正にアクセスされる事態となったとのことです。

調査の結果、当該パソコンには1,626名分の学生・生徒の名簿が保存されており、以下の情報が含まれていたことが判明しました。

  • 学部学生(482名):氏名、学籍番号、該当科目の成績(437名)
  • 大学院学生(175名):氏名、学籍番号、メールアドレス(83名)
  • 附属学校生徒(969名):氏名、性別、クラス、出席番号

現時点では、これらの情報が不正に流用された事実は確認されていません。しかし、大学側は、情報が漏えいした可能性を否定できないとしています。

名古屋大学は、当該名簿に氏名等が記載されていた学生・生徒に対し、メールまたは郵送にて事態の概要を説明し、対応窓口の連絡先を案内するとともに、謝罪しました。

大学側は「このような事態を招き、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後は、個人情報保護および情報セキュリティに関する教育研修を充実させ、教職員の意識向上を図るなど、再発防止に努めるとしています。

個人情報漏えいの可能性について|名古屋大学
www.nagoya-u.ac.jp

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