2025.06.24
富士山マガジンサービス、最大約250万人の住所情報流出の可能性を発表 不正アクセスを受け調査継続
株式会社富士山マガジンサービスは2025年6月20日、同社が運営する雑誌の定期購読サイト「Fujisan.co.jp」に対して外部からの不正アクセスがあったことを明らかにし、個人情報が流出した可能性があると発表しました。
発表によると、最初の異常は2025年5月31日に検出されました。このとき、海外から大量の不審なアクセスが同社のWebサイトに集中していたことが確認されたといいます。その後、同年6月6日に顧客から「情報漏えいの可能性がある」とする問い合わせが寄せられ、続く同年6月13日には、実際に3人の利用者において、本人の知らないうちにマイページに不正ログインがあったことが判明しました。
さらに調査を進めた結果、新たに6人の利用者についても不審なログインが確認されました。これらの不正なアクセスは、同社Webサイト上の「住所録の変更」ページの閲覧につながっており、攻撃者が他の利用者の住所情報を閲覧した可能性があるということです。
同社は、判明後すぐに不審なアクセスを遮断するため、攻撃元とみられるIPアドレスをブロックするなどのセキュリティ対策を実施しました。しかし、不正ログインがあった9名のアカウントだけでなく、攻撃者がマイページ機能を悪用することで、最大で2,528,491人分の住所情報が閲覧された可能性があると発表しています。
現在、富士山マガジンサービスは、影響を受けた可能性がある顧客を特定し、順次案内を行うとしています。今後も調査を継続し、新たに分かった事実については速やかに情報を開示していく方針です。
当社への不正アクセスによる個人情報流出の可能性に関するお知らせ|株式会社富士山マガジンサービス
www.fujisan.co.jp